睡眠の状態が良くなかった日は、気分がすぐれず、身体も思うように動きません。

睡眠は、活動の原動力のようなものだからです。

睡眠中に身体の消耗の回復がなされると同時に、記憶の整理や精神活動に必要な物質の補充、身体の調子を整える種々のホルモンの分泌がなされるなど、睡眠の状態は、心身両面の働きに大きな影響を与えるのです。

睡眠の状態に対し「不快を感じる」ということは、単に長さだけの問題ではなく、身体が求めている睡眠の状態が提供されなかったことを意味します。

身体が睡眠中になってしまいたかった仕事が、充分にできないまま残されていることを示しているのです。

 

睡眠不足が招く障害

こうした状態が何日も続くと、身体の不調が募ります。

疲労が回復されていないことだけを考えても容易に理解ができると思います。

仕事や日中の作業など、生活そのものに支障をきたし、社会からの評価は悪化し、自分自身の不快感も募ります。

頭重感、頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、不安症、うつ病などの精神神経症状の他、不整脈、高血圧、低血圧などの循環器疾患、食欲低下、胃潰瘍、排便障害などの消化器疾患、糖尿病、甲状腺機能異常などの代謝内分泌疾患、月経機能異常、月経痛、精子異常症などの生殖機能異常、種々の皮膚疾患、筋肉炎、関節炎、腰痛、神経痛などの整形外科疾患など、ありとあらゆる身体機能異常を悪化させます。

免疫機能の低下も招きますので、風邪をひきやすくなったり、リウマチや膠原病などの自己免疫疾患の増悪、極論をいうと悪性腫瘍などのガンを発症させる土台を作ることにもなります。

不眠がこうした病気を作るというのは大げさな、間違った表現かもしれませんが、原因にならないまでも、発症の要因を強めて、潜んでいるこれらの病気を発症に導き、すでに発症している病気を悪化させることは間違いありません。

言い換えると、よく眠れるかどうかということは、単に自分の気分の問題だけでなく、実際に心身の状態を大きく左右し、病気があっても自分の自然治癒力でそれを治してしまうか、反対に病気を次から次へと育てて生命の危機に至らしめるかという違いを作ってしまうくらい、重要な事なのです。

 

 

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