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宿曜占星術
漢方薬学主席伝道師 北澤尚雄
人間は誕生した瞬間の太陽や月、その他の星の位置の影響を受け、それがその人の性質や運勢に反映されていきます。
漢方の勉強をしていると、その底に流れる東洋哲学や東洋思想で分析された自然と人間の関係に触れる機会が多くなります。
生年月日や名前、その他様々な要素から、その人が持つ体質的な傾向がつかめるのではないかという興味と、性格・相性・運勢をできるだけプラス思考で受けとめられるようになりたいと思う気持ちから「宿曜占星術」「姓名判断」「気学」などを勉強してみました。そして漢方と同じように、知れば知るほど人間学としての奥の深さに驚いている、それが現在の偽らざる心境です。
「宿曜経」とは正式には「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」という名前の仏教の経典です。弘法大師空海が多くの経典と共に日本に持ち帰り、密教の奥義として、一般には公開されず現代まで伝えられてきました。
西洋の占星術は太陽の位置で性格や運勢を導き出しますが(魚座とか獅子座とか乙女座などに分類されています)、宿曜経は月の位置で分析をしていきます。万物は陰と陽の組み合わせから成り立っているという陰陽論は東洋思想の中核を成しますが、月(陰に分類される)の位置で占う「宿曜経」と、太陽(陽に分類される)の位置で占う「西洋占星術」の両面から、1つの事象を見ることで、より正確な把握ができるのだと考えています。西洋占星術は占いに興味を持つほとんどの方が知っていると思われるポピュラーな占いなので、ここではマイナーな東洋の占星術「宿曜占星術」を取り上げ、他の占いと比べて優れている「性格判断」、「相性判断」、「日運」を占ってみたいと思います。