今年は2年に一度の診療報酬改定の年になっており、医療機関が行う医療行為や(診察料や入院料など)、お薬の値段や薬局での技術料などの見直しが行われ4月から実施されます。

今回の改訂にあたっては下記の基本認識を以て検討されました。

・新興感染症等にも対応できる医療提携体制の構築など医療を取り巻く課題への対応

・健康寿命の延伸、人生100年時代に向けた「全世代型社会保障」の実現

・患者・国民に身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現

・社会保障制度の安定性・持続可能性の確保、経済・財政との調和

目新しいところでは、処方箋様式が変更され、一定期間内に処方箋を反復利用できる「リフィル処方箋」が導入されます。

医師会では、リフィル処方箋を出すかどうかは医師、かかりつけ医が目の前の患者にとって何がいいのかということを第一に考えて決めるものとし、新しい仕組みなので、あまり焦らずに健全な形で育てていかれればよいと考えていると評価しているので、急激に普及していくことは考えられませんが、患者にとって安全・安心な医療インフラの実現に向けてより良い改定になってほしいと思います。

診療報酬改定により4月1日から窓口で支払われる金額が変わってきます。

ご不明な点等ありましたら調剤室へどうぞ