「カミナリ鳴ったら臍を隠せ」に込められた意味

 

最近、晴れていたと思ったら急に激しい雷雨に見舞われる、ゲリラ豪雨が多発していますね。

 

子供のころ、「雷が鳴ったら臍を隠せ、雷様がお臍を取りに来るぞ」と教えられた方も多いのではないでしょうか?

 

なぜ、雷が鳴ったら臍を隠すのか?

 

そこには人体の要の臓器である「腸」と深い関係があります。

 

東洋医学の世界ではおへそのことを、「神闕(しんけつ)」と呼びます。

 

これは実はツボの名前なんです。

 

  • 「神闕」という名前の意味

「神」は、人間の力では計り知れないような不思議な力を意味し、「闕」は宮城や宮城の門を意味し重要な場所であることを表しています。

 

つまり、おへそ=「神闕」は不思議なパワーを持った重要なツボなのです。

 

腹痛や下痢や便秘などのお悩みがある方は、「神闕」を温灸などを使用し温める方法もおすすめです。

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また、神闕だけでなくおへその周辺にはいろいろなツボがあります。

 

有名なところでは、みぞおちとおへその真ん中にある「中脘(ちゅうかん)」内臓機能全体を高める重要なツボです。

また、おへそから指4本分下にある「関元(かんげん)」便秘や、冷えに良いツボです。

このようにおへその周りには、重要なツボが結構あるのです。

 

そして、カミナリがなるときは、天気が急変して雨が降ります。

雨が降ると、気温が急激に下がるので、とくに子供は重要なツボがあるお腹を冷やしやすくなります。

お腹(腸)を冷やすことは全身の健康に悪影響を及ぼすことが昔の人は分かっていたんですね。

こういった理由で「カミナリなったらへそを隠せ、カミナリ様がとりにくるぞ」と言われるようになったと思われます。

 

天気の急変、お腹の冷えにご注意くださいね。