◆唾液はスゴイ♪♪

私たちの体の中で、腸の異常が顕著に現れるのが口の中の粘膜です。腸の働きが悪くなったり、

腸の粘膜に異常が起こったりすると、唾液の分泌が低下し、口腔が乾燥します。
その訳は、人間の進化の過程をたどると理解することができます。 人間の祖先はホヤといわれています。

ホヤは入水口と出水口と呼ばれる穴があり、入水口から海水を吸い込み、プランクトンをこし取り食べて、

出水口から排泄していくことで、生きています。
人間の口はこのホヤの入水口が、腸は出水口が伸びて作られました。そして、その途中に食物の刺激を和

らげるための食道ができ、消化液を分泌する胃、肝臓、すい臓ができて、消化管が完成したのです。

すなわち、口と腸はもともと一つの組織であったため、腸に異常が起こると口腔にも異常が起きるのです。

反対に考えると、腸の異常は、口の異常によって導かれているともいえるのです。

唾液は口の中をうるおわせ、口腔の免疫機能を保護すると同時に、食べ物を分解する最初の消化液としての

役目も担っています。そのため、唾液が出ないと腸の負担が増し、その結果、腸の免疫力も低下して、

腸をはじめとする全身の健康状態に悪影響を及ぼします。
唾液はよく噛むことで分泌が促されます。 一口最低30回かむことが、健康を作る基礎です。

加えて、梅干やレモンなど、酸っぱいものを1日数回しゃぶることも、唾液の分泌を促し、腸の機能を高める方法です。

梅干やレモンを口に入れると唾液が出るのは、体が酸味をイヤなものと感知し、排泄を促す副交感神経の働きが反射的に高

まるためです。

この副交感神経は腸を動かす神経でもあるため、酸っぱいものを口に入れて副交感神経を刺激すると、

唾液の分泌に連動して腸も動き始めます。 便秘体質の方では、酸味のものを上手に利用し、

正しい咀嚼習慣を身につけることで、腸の機能が整って便秘の解消につながります。

ドライマウス、口腔トラブル、また、便秘でお悩みの方、ご相談ください。

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