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睡眠が、日本人の死因第1位であるがんに影響を与えることを示唆する研究が発表されています。

2008年にBritish Journal of Cancer誌に発表された大崎国保コホート研究では、睡眠時間が短いほど乳がんの罹患リスクが高いということが報告されています。

大崎国保コホート研究は、東北大学の研究者が、1994年9~12月に宮城県大崎保健所管内1市13町に居住する40~79歳の国民健康保険加入者5万4996人を対象に行った生活習慣に関するアンケート調査です。

調査後も死亡やがん罹患の状況などを追跡調査しました。  

 

乳がんに関しては、睡眠時間を6時間以下、7時間、8時間、9時間、10時間以上の5群に分け、7時間の群を基準とし、乳がんの相対危険度を算出してみました。

 

すると、睡眠時間6時間以下の群で相対危険度が有意に増加したのです。

 

なぜ乳がん罹患リスクが高くなるのでしょうか?

 

睡眠時に分泌されるホルモンにメラトニンがあります。

 

これは性ホルモンの分泌を抑制する働きがあり、性ホルモンは乳がんや卵巣がんの罹患リスクに関係していることから、睡眠不足でメラトニン分泌が減り、乳がんリスクが上昇したのではないか、というのが、今のところ原因とされています。

 

ただし、メラトニンががんを防ぐというはっきりしたエビデンスはまだありません。

 

類似の研究として、英国のブリストル大学の37万人超のデータを解析したものがあります。

 

 それでは、朝型の女性は夜型に比べて、乳がん発症リスクが低いとの結果でした。

 

また、米国国立がん研究所(NCI)によると、運動は乳がん予防に役立つが、睡眠時間が短いとかえって乳がん発症率を高めるとのことです。

 

■がんリスク40%増加との大規模調査結果も

 

大崎国保コホート研究では、前立腺がんにおいては睡眠時間が長いほど罹患リスクが低いとの結果が出ています。

 

これに関しては、睡眠時間7時間未満、7~8時間、9時間以上の3群で比較しました。

 

7~8時間の群を基準としたところ、7時間未満群では前立腺がん発症率が高く、9時間以上群では発症率が半分以下だった。

 

発症者の平均年齢も着目すべきところで、長時間群では64歳だったのに対し、7時間未満と7~8時間の2群が58歳と、若かったのです。

 

前立腺がんは、加齢により発症率が増えます。

 

それにも関わらず、睡眠時間が短いと、若くても発症率が増加しているのですから、睡眠不足がいかに身体に悪いかを端的に表す結果になっているということです。

 

乳がん、前立腺がんに限らず、睡眠時間が短いとがんの発症リスクが高くなりそうです。

 

マウスにがんを注入し、寝不足のマウス、そうでないマウスを比較した動物実験では、寝不足のマウスはがんの成長速度と大きさが2倍に増え、攻撃性が増し、転移も多かったという結果が出ています。

 

2万5000人を対象とした大規模研究では、睡眠時間が6時間以下の人は7時間以上の人と比べてがんの発症リスクが40%増加するとの結果も出ています。

 

睡眠時間が短いとがんの発症リスクが高くなる理由の一つとして、睡眠時間の不足で、がんと闘う免疫細胞が減り、免疫機能が低下。

 

逆に、がんを促進する慢性炎症、細胞ストレス、血管新生に関連する遺伝子に影響を与え、交感神経が過活動になり、副腎皮質から分泌されるホルモンのひとつ、コルチゾールが過剰に分泌されるーーと考えられています。

 

ただし、睡眠時間が長すぎるのも良くありません。

88~92年の5年間に、全国50地域で40~79歳の男女約11万人を対象にアンケート調査をし、さらに97年末まで追跡調査した生活習慣別の死亡率を分析した結果によると、男女とも睡眠7~8時間の群が最も死亡率が低く、これより短くても長くても死亡率が高くなるとの結果でした。

 

特に9時間以上の睡眠の群はがんの死亡率が高く、1.2倍以上でした。

 

ほどよい睡眠時間を確保することが、がんになりにくく、治りやすいということを知り、あなたの健康生活の設計に役立てて下さい。

 

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