不眠・うつ

不眠・うつ

不眠症とは

不眠症

不眠症とは、十分な睡眠を取れない状態を指します。眠りが浅く、眠りに入りにくい、中途覚醒が多い、朝早く目が覚めるなどの症状が特徴です。不眠症は、ストレス、不規則な生活リズム、過度の睡眠薬の使用、心理的な問題などが原因となります。不眠症は日中の集中力や記憶力の低下、イライラや気分の落ち込みなどの影響を及ぼすことがあります。

 うつ病とは

うつ病

うつ病は、気分の低下や無気力感、興味や喜びの喪失などが長期間続く精神障害です。また、自己評価の低下や罪悪感、自己否定などの症状も見られます。うつ病の原因は複数あり、遺伝的な要因、生活のストレス、身体的な疾患などが関係しています。うつ病は日常生活に支障をきたし、社会生活や人間関係にも影響を与えることがあります。

不眠症とうつ病は、相互に関連していることがあります。不眠症が継続すると、うつ病を引き起こすリスクが高まります。逆に、うつ病が不眠を引き起こすこともあります。不眠症とうつ病の治療には、薬物療法や認知行動療法などが一般的に用いられます。また、漢方薬やハーブティー、リラクセーション法なども、不眠症やうつ病の改善に役立つとされています。永寿屋では、不眠症やうつ病に悩む方々への適切なアドバイスや漢方薬の提供を通じて、健康な生活の支援を行っています。

うつ

鬱の患者さんが増えています

いま、鬱の患者さんが非常に増えています。

厚生労働省の調査によれば医療機関で鬱病の診断や治療を受けた人の数は百万人にも上ります。

ストレスの多い現代社会、まして今のような不況時には増える傾向にあります。

鬱病治療における薬物療法と栄養療法

薬物療法

薬物療法

薬物療法では、抗鬱剤などの薬を使います。鬱病は、脳の中で大切な神経伝達物質であるセロトニンが足りなくなることが原因の一つとされています。抗鬱剤は、セロトニンの不足を補う働きが期待されています。

しかし、薬をたくさん使いすぎると、効き目が悪くなったり、薬に頼りすぎてしまったりして、かえって症状が悪くなることもあります。

栄養療法

バランスの良い食事

一方、栄養療法では、薬をできるだけ使わずに、食事や栄養補助食品を使って全体のバランスを整え、症状を改善しようとします。毎日の食事を見直して、脳に不足している栄養素を補うだけでなく、きちんと消化して身体に取り入れられるように調味料や食べ方に気をつけましょう。

栄養療法の基本的な考え方は、「鬱病は栄養素の不足が原因で起こることがある」ということです。しかし、ただ必要な栄養素をたくさん摂っても、それだけでは改善しません。患者さんの消化能力や生活習慣に合わせて、必要な栄養素を摂ることが重要です。また、原因となる食事や行動を改善することも大切です。

心と身体は一緒に関係しています。心身一体と考えると、心と身体の両方を健康に保つためには、バランスの取れた食事や考え方、行動が大切です。

鬱病と食事の関係

ひきこもり・鬱
# イメージです

ある記者が引き籠りの人々を取材した際、彼らの部屋に共通して見られた三つのものに注目しました。その記者は、これらの食べ物と彼らの症状に因果関係があると考え、重度の症状を持つ若い男性と共にクリニックを訪れました。

その三つのものとは、ペットボトル、カップラーメン、ポテトチップスでした。

生命力のない食べ物は、気血を養うことができず、心も身体も健康に育ちません。男性は一日に一本は栄養ドリンクや野菜ジュースを飲んでいましたが、実際には栄養ドリンクは砂糖水であり、野菜ジュースや果物ジュースも同様です。水溶液飲料は数日経つとビタミンやアミノ酸が分解され、効果が期待できなくなります。むしろ血糖値を乱す糖分たっぷりの飲料は、身体にとって危険です。その後、男性は栄養療法を受け、社会復帰するまでに回復しました。

現代では、食事に注意を払っていても、蛋白質不足や糖質過剰、添加物が含まれる食品が増えています。少しずつでもこれらの割合を変えることが、鬱病や生活習慣病の予防や改善に役立ちます。

鬱病にはどんな食生活がいいの?

鬱病の改善には毎日の食生活について以下を参考に改善に取り組んでみてください。

① 良質の蛋白質を十分に摂る

赤身肉・魚・豆・豆腐

赤身の肉を少量、または魚、豆類、豆腐や納豆など(糖質を一緒に摂らない限り、太ったりコレステロールが上がったりすることはありません。ただし揚げ物は避け、調味料も砂糖や味醂を使わずにシンプルな味付けを心がけてください。)

② 精製した糖質(主食)は少なめにする

玄米

精製した糖質(白米、精製した小麦粉を使った麺類やパン)は血糖値を急上昇させ、精神的に不安定な状態を引き起こしやすくなります。「精製された白米が実は身体に悪さをする」というと「米は日本人の主食なのに」と反論を浴びそうですが、白米が日本人の主食と言われるようになったのは戦後数十年のことです。その前は雑穀のヒエや粟が主食でした。穀類はホールフーズと言って全体でバランスが整っているものですから、精製は出来るだけしない方がいいのです。主食として摂るなら玄米をゆっくり噛んで食べることをお勧めします。そうすることで、血糖値がゆるやかに上昇します。

③ 砂糖や甘い物は極力摂らない

疲れたときに甘い物でホッとしたりするのは一時的なものです。ストレスを感じる度に砂糖の入っているモノを口にすると血糖値が常に不安定な状態になり、確実に低血糖症に陥ってしまいます。血糖値を急上昇させるという点では白砂糖も黒砂糖も蜂蜜も変わりはありません。どうしても甘味が欲しい時は、酵素を薄めて飲む程度に。必要な栄養素を補っていくことで甘味への欲求は少しずつ和らいできます。

★ペットボトルの清涼飲料水には、果糖ブドウ糖液糖という添加物が大半のものに使われており、酸味料で味を誤魔化してあるので飲みやすくなっていますが血糖値の急上昇の原因になるばかりでなく中毒性があり、止められなくなります。

④ 果物は嗜好品として少量摂る程度に

果物はヘルシーなイメージがありますが、糖質を多く含みます。バナナやブドウなど糖度の高い物は控えて、甘味の少ないかんきつ類をたまに食べるくらいです。果物を摂るときは、他の食事と一緒ではなく果物単体として食べて下さい。

⑤ 脂質(油脂)は魚・肉類・良質の油から

生活習慣病の原因のように思われていたコレステロールが、実は身体にとって有用な働きをすることが近年明らかになってきました。ただ、マーガリンのようなトランス脂肪酸を多く含んだ油の摂取は避け、脂質はできるだけ新鮮な魚や肉から摂ってください。[袋入りのパンには、マーガリンやショートニングが沢山使われているので要注意]

⑥ 野菜・海藻・きのこ類を十分に摂る

野菜・海藻・きのこ

低カロリーで脳の栄養になるビタミン・ミネラルが豊富なので、たっぷり摂りたいものです。(できるだけ旬の物で自然界とのバランスを取る)

食べる順序も大切です。食事の際、まずご飯を口にする方も多いと思いますが、それでは血糖値が急激に上がってしまいます。まず食物繊維を多く含んだ野菜や汁物から摂り、魚や肉などの蛋白質、最後に主食(糖質)を小量摂るようにしましょう。(玄米の場合は、血糖値はゆるやかに上がる)

外食事、ハンバーガーや牛丼は脂身が多く、糖質と脂質ばかりということも多いので注意が必要です。ファーストフード店では、パンや麺類などは少なめに、フライドポテト、甘い飲み物は避け、サラダもドレッシングを使わないことを意識してください(ドレッシングには、砂糖と油が大量に使われおり、酸味料で誤魔化されていますが、野菜が新鮮でないと何もかけずに食べるのは難しい。現代の人は野菜ではなくドレッシングを食べている)

蛋白質を中心として糖分を減らす食事は心身のバランスを整えるだけでなく、糖尿病などの生活習慣病の予防や改善、ダイエットにも効果があります。食事の摂り方に気をつけると早い人で二週間から一カ月くらいで症状が良くなっていきます。これまでの鬱治療で軽視されてきた「食べること」に注意するだけで、心の元気は十分に回復するものです。

真に健康で楽しい人生を送る為に毎日自分に与える栄養には十分気をつけたいものです。

ご相談ください

不眠やうつにつきましては、下記スタッフが丁寧にご相談に乗らせていただきます。

他のお客様への対応等でお待たせしてしまったり不在のこともございますので、あらかじめご予約いただきますと確実です。

ご予約なさらずにご来店の場合は、他のスタッフが対応させていただくこともございます。ご了承ください。