リバウンドの根本原因は「カラダの水」?カラダのダルさと病を招くリンパ渋滞の話

頑張って食事を減らしたのに、少し食べる量を戻した途端に体重が急増して体が重ダルい。
朝起きても疲れが全く抜けておらず、夕方になると靴下の跡がくっきりと残って消えない。
「これって意志が弱くてリバウンドしただけ?それとも年齢のせい?」とため息をついていませ
んか。
実はその「急激な体重増加」と「抜けないダルさ」の正体は、単なる脂肪の蓄積ではないかもし
れません。真の黒幕は、ダイエットの反動で引き起こされた「リンパの渋滞」と、そこから静か
に進行する「未病(みびょう)」という状態なのです。
多くの人がダイエットとリバウンドを繰り返す中で、体内の水分バランスを大きく崩しています
。本記事では、体が重くなる本当の原因を解き明かし、今日からすぐに実践できるリンパケアと
食事のコツをお伝えします。


目次

  1. 1.リバウンドで増えたのは脂肪ではなく「水」だった
  2. 2.「体が重い」を放置してはいけない。未病へのカウントダウン
  3. 3.なぜあなたのリンパは「渋滞」を起こすのか
  4. 今日からできる。リンパの濁流を清流に変える3つのアクション
  5. 終わりに
    1.リバウンドで増えたのは脂肪ではなく「水」だった
    過度な食事制限を伴うダイエットを行うと、私たちの体はまず筋肉を分解してエネルギーを生み
    出そうとします。筋肉が減ると基礎代謝が落ちるだけでなく、体内の水分を保持・循環させる力
    が極端に低下します。その状態で元の食事に戻すと、体は飢餓状態から回復しようと水分や栄養
    を過剰に溜め込みます。
    これが、リバウンドの初期に起こる「水太り」のメカニズムです。脂肪が1キロ増えるには約
    7200キロカロリーの余剰が必要ですが、たった数日で2〜3キロ体重が増加し、かつ体が鉛のよう
    に重く感じる場合、それは脂肪ではなく細胞の間に滞った「水」と老廃物の塊なのです。
    特に現代の食生活において避けて通れない超加工食品(カップ麺、スナック菓子、安価な菓子パ
    ンなど)は、この水太りをさらに加速させます。これらの食品に含まれる過剰な塩分や人工的な
    添加物は、細胞に微細な炎症を引き起こし、体液の浸透圧バランスを狂わせます。結果として、
    本来排出されるべき水分が細胞外に溢れ出し、慢性的なむくみとなって体に居座るのです。
    2.「体が重い」を放置してはいけない。未病へのカウントダウン
    東洋医学には「未病」という概念があります。これは「まだ病気ではないが、健康でもない状態
    」を指し、放置すればいずれ本格的な疾患へと進行するサインです。そして、この未病を引き起
    こす最大の要因の一つが、リンパ液の滞りです。
    リンパは体内の「下水道」のような役割を果たしています。血液が回収しきれなかった大きなサ
    イズの老廃物や、疲労物質、余分な水分、さらには細菌やウイルスなどを回収し、フィルターで
    あるリンパ節で浄化して静脈に戻すという重要なシステムです。
    近年、慶應義塾大学医学部をはじめとする多くの大学や研究機関において、リンパ管の機能不全
    と全身疾患の関連性が解明されつつあります。リンパの滞り(慢性的なむくみ)は単なる外見上
    の問題ではなく、脂肪細胞の肥大化や組織の線維化、さらには持続的な微小炎症を誘発すること
    が科学的にも裏付けられています。
    特定保健指導などの現場で多くの管理栄養士や保健師が直面するのも、数字上の体重だけを追い
    求めて本質的な代謝を落とし、結果的に未病を進行させてしまうケースです。下水道が詰まれば

街中に汚水が溢れるように、リンパが滞れば細胞の周りは老廃物だらけになります。新鮮な酸素
や栄養素が細胞に届かなくなり、代謝がさらに低下する。この悪循環こそが、「寝ても疲れが取
れない」「体が常に重い」という状態の正体なのです。
3.なぜあなたのリンパは「渋滞」を起こすのか
心臓という強力なポンプを持つ血液とは違い、リンパ液には自らを押し流す専用のポンプがあり
ません。リンパ液を流すための主な動力源は「筋肉の収縮」と「呼吸」です。
特に「第2の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋肉は、重力に逆らって下半身のリンパや血液を上半
身へ押し戻すための最重要器官です。しかし、リバウンドを繰り返して筋肉量が減少した体や、
デスクワークで長時間同じ姿勢を続けている体では、このポンプ機能が完全にストップしてしま
います。
さらに、日々のストレスや緊張による自律神経の乱れも、リンパ管の働きを鈍らせます。真面目
で頑張り屋な人ほど、交感神経が優位になりすぎて血管やリンパ管が収縮し、巡りの悪い体にな
ってしまっていることが多いのです。
今日からできる。リンパの濁流を清流に変える3つのアクション
未病の連鎖を断ち切り、重ダルい体を羽のように軽くするためには、高額なエステも過酷なトレ
ーニングも必要ありません。予防医療のプロフェッショナルたちも推奨する、日常のちょっとし
た工夫でリンパの巡りは劇的に変わります。今日からすぐにお風呂上がりやスキマ時間に試せる3
つのステップを紹介します。
①超加工食品を減らし、カリウムと水分を味方につける
まずは細胞の炎症を抑えるため、日々の食事から超加工食品の割合を少しだけ減らしてみましょ
う。代わりに、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する働きがある「カリウム」を豊富に含
む食材を取り入れます。バナナ、ほうれん草、アボカド、そしてワカメなどの海藻類がおすすめ
です。また、水分を控えると体が防衛反応で余計に水を溜め込むため、常温の水や白湯を1日1.5
リットルを目安に、こまめに飲むようにしてください。
②1分間の「その場ジャンプ」で全身のポンプを起動する
筋肉のポンプ機能を最も手軽かつ強力に活性化させる方法が「ジャンプ運動」です。トランポリ
ンがあれば理想的ですが、なくても全く問題ありません。床の上で、かかとが少し浮く程度の軽
い「その場ジャンプ」を1分間行ってみてください。足首やふくらはぎの筋肉が連続して収縮・弛
緩を繰り返すことで、下半身に溜まったリンパ液が一気に上半身へと押し上げられます。上下運
動は全身のリンパ管に心地よい刺激を与え、重ダルさを即座に解消する特効薬となります。
③深い腹式呼吸で「お腹のリンパ節」を刺激する
人間の体の中で、最も太く大きなリンパ管はお腹の奥、みぞおちのあたりに存在します。ここを
直接マッサージするのは難しいため「深い呼吸」を活用します。寝る前や仕事の合間に、鼻から4
秒かけてたっぷり息を吸い込みお腹を膨らませ、口から8秒かけてゆっくりと息を吐き切ってお腹
をへこませます。これを5回繰り返すだけで、横隔膜が上下に大きく動き、内臓周辺に滞っていた
リンパ液が勢いよく流れ始めます。
終わりに
「体が重い」「すぐリバウンドする」という悩みは、決してあなたの自己管理能力が低いからで
はありません。体があなたに向けて発している「今のままでは未病が進んでしまう」というSOS
のサインなのです。
大切なのは、無理なカロリー制限で再び体をいじめることではなく、体内の「巡り」を整え、細
胞が呼吸しやすい環境を作ってあげることです。まずは今日の夕食の選び方、あるいはたった1分
間のジャンプからで構いません。ほんの少しの行動の変化が、リン

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