永寿屋本店薬局の創業は、江戸時代前の延享(えんきょう)3年 1746年です。当時の医学は漢方が中心で、西洋の医学や医薬品に触れる機会はほとんどありませんでした。永寿屋で西洋の医薬品を扱うようになったのは、ペリーが来航し、横浜での貿易が始まってからです。
西洋の医学が漢方医学に対して圧倒的に優れているところは、「外科的手術」とそれを担保する「抗生物質」と「麻酔薬」の存在です。細菌に感染して命を落とすケースが多かった時代の人にしてみたら、「抗生物質」の存在は「宝」であったことでしょう。
時代は移り、今度は抗生物質を始めとする「薬の使いすぎ」により害が問題になる時代がやってきました。感染症で命を落とす人が激減した後、豊富になった食べ物の食べすぎによる病気や、競争の中で生まれるストレスによって、体調を崩したり精神的にバランスを失ってしまう人が激増しています。
永寿屋では、健康の基礎が「心」と「食」にあると考えています。そして、人間にもともと備わっている『治る力』を引き出すお手伝いをすることが、私たちの使命だと認識しています。西洋医学的に解決の方法が見つからない病気をお持ちの方に、希望の光を提供する仕事とともに、「病気にならない身体・心・食」の知識をお伝えし、ともに実践していく中で、縁ある皆様が病気になって苦しむ前に、病気の予防をしていく生き方を身に付けていただけるように、日々のカウンセリング・健康相談活動を行っています。
代表取締役 北澤 尚雄