腰や手足が氷のように冷たく、重ね着をしても寒く、体が縮こまってしまう・・・
冬の寒さが苦手で、冬は靴下をはかないと眠れない、電気毛布やアンカを使わずにいられない、夏の冷房にも耐えられないという寒がり屋さん。「冷え性」とひと言で片付けられがちですが、これがとってもクセもので、様々な病的トラブルを引き起こします。
どのような症状が多いかというと、冷えによる頭痛・生理痛・生理不順・不妊症・神経痛・のぼせ・めまい・イライラ・睡眠障害などです。
なぜ冷え性により、のぼせ・めまい・イライラ・睡眠障害が起こるのか?
冷え性の原因として、ストレスで自律神経が失調し、血管が細くなってしまい血液の流れが滞ることや、生まれつき毛細血管が細かったり、血液がどろどろで流れにくい・・・といったものが挙げられます。冷え・寒さ・痛みなどの不快な症状は、交感神経が強く働きます。例えば、凍水に手を10秒間入れるとどうでしょう?最初は冷たいだけの感覚がそのうち痛みに変化しますね。
これは交感神経の働きにより、血管の収縮が起こり、血液が充分に流れないからです。血液が充分に流れなければ、温かくもなりません。のぼせは本来なら、足の末梢に流れるはずの血液が、体の中で行き場を無くして存在している状態です。
冷えには2種類あり、「手足が冷えていて頭(顔)はのぼせない」タイプと「足は冷えていても頭(顔)はのぼせる」タイプとあります。冷え性の人がのぼせ、めまい、イライラ、睡眠障害などを併発するのは血流が悪くなるからです。
まず、冷えを改善させる為に一番大切な事は、体中を冷さない事。‘食物は体冷やすものと温めるものがあるので、何をどのように食べるかで冷え性の度合いは大きく変化します。'土から遠く、空に近く' なればなるほど、そこで育つ食物は体を冷すといわれます。できるだけ土の中や土の上でずっしりと育つ食物を摂るように心がけ、その中でも‘葉物‘よりも‘根物‘を意識して摂りましょう。
普段摂取している水分(お茶・コーヒーなど)は温かいものを摂取していますか?果物や生野菜が多くなっていませんか?冷たい物を体内に入れると消化する際、40℃以上にまず胃の中を温めてからでないと消化は始まりません。そこに体を温めるはずのエネルギー(熱)が胃に奪われてしまいます。
冷え性だとお悩みの方は体を冷す食物(冷たい物はもちろん、砂糖やコーヒー・ヨーグルトなど)を控えるよう、心がけましょう。
体を寒さから守る為に
第2の心臓といわれるだけあり、足裏は重要で、足の裏を温めるとぐっすり眠れたり、体調が良くなります。そして、「首」がつく所(首まわり・手首・足首)を温めると寒さ対策に有効です。冬はもちろん、夏の冷房対策にレッグウォーマーなど上手に使ってみましょう。冬しか湯船につからない・・・という方が増えています。夏の間もきちんと湯船につかる習慣がない人ほど、冷えの度合いが辛くなります。上手に半身浴をしましょう。
冷えについてお気軽にご相談ください。
お問い合わせ
漢方の永寿屋 TEL:026-239-6767 (受付時間午前10時~午後19時)
永寿屋本店 TEL:026-232-2208(受付時間午前10時~午後19時)
e-mail:info@e-mercy.co.jp