思春期によく見られる「起立性調節障害」って?
思春期特有の体の変化やストレスによって、自律神経が乱れてしまう病気です。主な症状は、
- 朝起きられない
- 立ちくらみ
- 腹痛
- 頭痛
など。これらの症状で、学校に行けなくなってしまうこともあります。
主に身体が大きく変化する、小学校高学年から、中学生・高校生に多い症状です
友人や、親、学校などの精神的ストレスが関わっているとも考えられています。
実は、あなたも当てはまるかも?
- 朝が苦手で、いつもギリギリまで寝ている
- 立ちくらみや貧血をよく起こす
- ストレスを感じやすい
- 真面目で責任感が強い
上記のような特徴がある人は、起立性調節障害のリスクが高い可能性があります。
大丈夫!適切な治療で、ほとんどの人が回復できます
起立性調節障害は、適切な治療を受けることで、ほとんどの人が回復できます。治療法としては、生活習慣の改善や心療内科でのカウンセリング、漢方薬などが有効です。
漢方的には、気滞(きたい)と呼ばれる、気の滞りを解く方法が用いられます。
気滞を解く処方を上手に使って、肝・心・脾・肺・腎のエネルギーバランスを整えることによって、自律神経の乱れが整っていきます。
5つの臓器の中で、起立性調節障害の時は、肝と腎が病的に興奮し、心と脾と肺が病的に抑制されていることが多く、特に「心」は、精神のコントロールセンターを担う場所ゆえ、ここの働きを整えることは、避けて通れない治癒への過程になります。
漢方薬は、体質や症状に合わせてご提案しますので、ご相談ください。
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