#54 「健康を阻害する「6つの過食」と食生活の見直し」 

2025年05月30日金曜日 放送

FMぜんこうじ
武田徹のラジオ熟年倶楽部
永寿屋 お達者アラカルト

出演

  • 武田徹さん(メインパーソナリティ)
  • 西爪昌子(永寿屋本店店長)

主な内容

主な内容

健康を害する「6つの過食」

一般的な食べ過ぎとしての「過食」だけでなく、様々な観点から「過食」を定義し、それぞれが体に与える影響と対策を提示します。

  1. 孤食(こしょく): 一人で食事をすること。特に子どもが一人で食事をすると、会話がなくなり、テレビやスマホを見ながらの「ながら食べ」になりがちです。これにより、何を食べているか意識しなくなり、好きなものばかり食べて栄養が偏る可能性があります。
  2. 個食(こしょく): 家族が揃っていても、それぞれが好きなものだけを食べる「わがまま食」のこと。高齢者のように咀嚼が難しいなどの特別な理由がない限り、健康な家族は皆で同じものを食べるのが望ましいとされます。
  3. 固食(こしょく): 硬いものを避けて、柔らかいものばかり食べる食習慣。現代人は咀嚼回数が非常に少なく、江戸時代に比べて一食あたりの咀嚼回数が激減していると言われています。よく噛むことは脳の活性化や歯周病予防にもつながるため、たまにはスルメや煮干しなどの硬いものを意識して取り入れることが推奨されます。
  4. 粉食(ふんしょく): パンや麺などの小麦粉を使った粉物を多く摂ること。これらは柔らかく、噛む力が弱くなるだけでなく、小麦粉に含まれるグルテンが腸内環境を乱す可能性があります。また、パンや麺には油が多く含まれていることがあり、カロリーオーバーや血中脂質の上昇にも影響することがあります。特に夏場に美味しい冷たい麺類も注意が必要です。
  5. 小食(しょうしょく): 食べる量が極端に少ないこと。無理に食べる必要はありませんが、絶対的な量が少なすぎると必要な栄養が不足しがちになります。何事も「ちょうどいい」バランスが大切です。
  6. 濃食(こいしょく): 味の濃いもの、特に加工食品や、しょっぱすぎるもの、甘すぎるものを多く摂ること。これにより味覚が育たず、塩分や糖分の過剰摂取につながりやすくなります。添加物の影響も懸念されるため、なるべく薄味で、添加物の少ない素材から調理したものを食べる習慣が推奨されます。

これらの「6つの過食」に心当たりのある方は多いのではないでしょうか。食生活を意識し、見直すことで、年齢を重ねても病気にかかりにくく、元気に過ごすことができると強調しています。今日からでも遅くないので、夕食からでも意識を持って食生活を改善することが、健康な体を作る上で非常に大切です。

「永寿屋 お達者アラカルト」はこちらからもお聴きいただけます。

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