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今回は腰痛と入浴についてお話しです。
腰の痛みを和らげるのには入浴が良いということを耳にしたことありませんか?
なぜ、良いのでしょうか?
入浴は、腰の痛みを和らげるのに良いとされています。
ただし間違った入り方では逆効果になることもあります。
「筋・筋膜性腰痛」や「心因性の腰痛」であれば、お風呂での鎮痛効果が期待できます。
入浴は、温かいお湯による血行促進が見込めるため、血管が拡張して血行が良くなり、お湯の浮力で筋肉の緊張がほぐれるお風呂は最適な環境といえます。
ストレスや不安、不眠などの心理的な原因で生じる腰痛にも入浴は、効果が期待できます。
入浴は体を温める効果に加えて睡眠の質を高め、心身ともにリラックス出来るからです。
お風呂につかりながら軽い体操をすると、さらに大きな効果が期待できます。
また、入浴後のストレッチも効果的です。お風呂の後は筋肉や関節がほぐれているので、通常より体が柔らかく、筋肉を伸ばしやすくなっているためです。
しかし、ぎっくり腰や激しい運動による炎症など急性の腰痛の場合は、入浴は逆効果になります。
もしもお風呂に入って少しでも痛みが悪化するようであれば、お風呂からすみやかに出ることが大切です。
炎症が治まるまでは冷やして安静にする必要がありますので、シャワーで軽くすませる程度にしましょう。
お風呂はただ入るだけでも腰にいいですが、入り方を工夫すると、さらに高い腰痛の予防・改善効果が見込めます。
その効果的な入浴法をご紹介します。
①まずはシャワーで身体を温める
いきなりお湯に入るのではなく、まずはシャワーで冷えた身体を温めることがポイント。
シャワーの温度は、ぬるめから徐々に上げていくとより効果的です。
②少しぬるめの湯船にゆっくり浸かる
38~40度くらいのお湯に、20~30分くらいじっくり浸かりましょう。お湯の量は浴槽の半分くらいが目安で すが、腰痛が重い方はお湯の量を増やして温度を低くすると効果的です。
③湯船の中で体操をとり入れると、腰痛の予防・改善により効果的
身体がある程度温まったら、浴槽のふちをつかんで、身体をひねったり反らしたりして軽くストレッチしましょう。
痛みのない範囲でおこなうこと、痛みが出たらすぐに中止することが大切です。
・お風呂の片方のふちを両手で持ち、腰からゆっくり左右にツイストする
・お風呂の左右のふちにそれぞれ手をかけ、お尻を持ち上げたり下ろしたりする
など、のぼせない程度に行ってみてください。
④お風呂上りは身体を冷やさないように
最後にお湯の温度を40~42度くらいに上げ、身体をしっかり温めてからお風呂を出ます。
湯冷めしないために、すぐに身体を拭いて服を着ることを心がけましょう。
せっかくお風呂で温まっても、湯冷めしてしまっては逆効果になります。
特に冬の寒い時期にお風呂に入るときは、脱衣所や浴室の温度にも気をつけましょう。
また、こまめな水分補給も意識しましょう。
脱水状態になると、筋肉もこわばりやすくなります。
暖かくなってきても急激に気温が下がったりしますので体調管理には注意しましょう。
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