食中毒の予防とダイエット

１１月～３月頃まで、ノロウイルスやロタウイルスなどが原因による胃腸炎が流行しやすくなります。

特にノロウイルスは患者数が多く、ウイルス性食中毒の最も多い原因となっています。

ノロウイルスが潜んでいる主な食品は、カキ、アサリ、シジミなどの二枚貝です。

寒くなると、気温が高い夏よりも食中毒への意識が低くなるかと思いますが、これからの時期も気を付けて頂きたいです。

ノロウイルスの感染経路は・・・？

・ウイルスに感染された二枚貝等を、生や加熱不足で食べると感染しやすいです。

・感染した人が調理した料理や、調理器具を介して感染

・感染者の便に触れたり、吐瀉物等による飛沫感染

  ( 空気が乾燥すると、空中に漂う為、狭い空間では空気感染の可能性もあります。)

ノロウィルスの症状と経過

症状は、嘔吐、下痢、腹痛、発熱(３８℃以下)、頭痛等です。

潜伏期間は１～2日で、発症後２～３日で快方へ向かいます。

高齢者や、小さなお子様は、抵抗力が低いので、重症に至る事もあります。

普段から、腸を健やかに保ち、免疫力をアップさせておきましょう。

生活面で気を付ける事

・手洗いをしっかりする

・調理器具はしっかり消毒をするか、熱湯(８５℃以上)で１分以上の加熱消毒が有効

・調理する時は、中心部が８５℃～９０℃で、90秒以上加熱する

感染してしまったら、水分と栄養の補給を充分にし、病院へ行かれるか、永寿屋までご相談下さい。

下痢をしている場合、市販の下痢止めは服用しないで下さい。

加熱をして食べましょう

これから旬を迎える牡蠣は、ビタミンＢ１・Ｂ２・Ｂ１２、タウリン等の栄養素が豊富に含まれていますので、疲労回復、美肌、動脈硬化、肝臓病、心臓病などの生活習慣病の予防にも期待できますので、ぜひ、お鍋等でたっぷりの野菜やきのこなどと、しっかり加熱をして召し上がって下さい。

アサリも、貧血予防や、美肌、免疫力アップ、肝臓の解毒機能強化、中性脂肪の減少等に期待できますので、積極的に摂り入れて頂きたい食材です。

シジミは、解毒に優れた食材で、身体から老廃物を追い出すデトックスパワーがあります。

また、疲れ目、老眼にもおすすめで、二日酔いにもお役に立ちます。

他にも、発酵食品のキムチ鍋や、寄せ鍋などしっかり加熱をする調理法は、身体を温めてくれますし、野菜も沢山食べられますので、ダイエットにもおすすめです。

これから年末年始は、寒さが増し、仕事が忙しかったり、イベントが続いて体調を崩したり

免疫が落ちたりしやすくなりますので、睡眠不足にならない様に意識してみて下さいね