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「夜中にトイレで目が覚める」「ぐっすり眠れない」
そんなお悩みを抱えている方は、実はとても多いのです。
60代以降では、約8割の方が夜間に1回はトイレで起きていると言われています。
さらに年齢が上がるとその回数は増え、70代では2割以上、80代では4割以上の方が一晩に3回以上トイレに起きているというデータもあります。

排尿には「自律神経」が深く関わっています。
夜は副交感神経が優位になるため、トイレに行きたくなりやすいのは自然なことです。
ただし、高齢者の頻尿は自律神経だけでなく、膀胱そのものの変化も関係していると考えられています。
加齢とともに膀胱の筋肉が硬くなり、広がりにくくなることで、尿をためられる量が少なくなるのです。
そのため、尿意を伝える物質(アセチルコリン)の働きを抑える薬が効きにくいケースも少なくありません。
こうした夜間頻尿に対して、近年注目されているのが**「骨盤底さすり」**です。
方法はとても簡単。
会陰(肛門と生殖器の間)から左右に約3cmの部分を、1分ほどやさしくさするだけ。
東京健康長寿センター研究所の研究者によってテレビでも紹介され、
脳と膀胱の間で行われる自律神経の情報のやり取りを和らげる可能性があるとされています。
興味のある方は「骨盤底さすり」で調べてみてください。

頻尿対策として、足の裏の刺激も役立つと言われています。
青竹踏みのように、土踏まずを2分ほど刺激してみましょう。
足裏の筋肉は脚の内側や股関節、骨盤周りとつながっています。
加齢とともに足裏が硬くなる方が増えますが、やさしく刺激することで血流や筋肉の柔軟性が保たれやすくなります。
加齢とともに増える尿もれは、骨盤底筋群と呼ばれる深い筋肉の働きが弱くなることが一因と考えられています。
実は、筋肉は硬くなると縮める力が弱まり、うまく力を発揮できなくなります。
尿もれ対策では「鍛える」だけでなく、ゆるめて柔軟にすることも大切なのです。
筋肉が硬くなる原因には、
などがあります。
高齢者の場合は、動かさない・血行不良・緊張の持続が重なっているケースが多いと考えられます。
血流を促し、筋肉や神経の緊張をやわらげることは、夜間頻尿や尿トラブル対策の大切なポイントです。
日々のセルフケアを少しずつ取り入れることで、睡眠の質や生活の快適さが変わってくるかもしれません。
「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめず、
できることから、体をいたわってあげましょう。
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