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東洋医学の視点から動画でくわしく解説しています。
この動画では、抗がん剤の副作用として起こりうる心不全について、以下の6種類の抗がん剤を中心に解説しています。
乳がんや血液のがんなどに使われます。心不全や不整脈を引き起こす可能性があります。代表的な薬剤はドキソルビシン(アドリアマイシン)です。累積投与量が増えるほどリスクが上がり、治療終了後数ヶ月~数年経ってから症状が現れることもあります。一度発症すると進行しやすく、元に戻りにくいという特徴があります。予防・対策としては、累積投与量の管理、定期的な心機能のモニタリング、予防薬の使用などが挙げられます。
HER2陽性の乳がんや胃がんなどに使われます。心不全や不整脈を引き起こす可能性があります。代表的な薬剤はハーセプチンです。心筋細胞の生存に関わるHER2を阻害するため、心機能が低下します。アントラサイクリン系とは異なり、薬剤の中止によって心機能が回復する可能性があります(可逆性)。予防・対策としては、アントラサイクリン系との併用を避ける、定期的な心機能評価、症状が出た際の一時的な休薬などが挙げられます。
大腸がんや腎細胞がんなどに使われ、血管新生を阻害します。高血圧などを介して間接的に心不全を引き起こす可能性があります。代表的な薬剤はアバスチンです。予防・対策としては、血圧管理、定期的な心機能モニタリング、症状出現時の治療変更・中止などが挙げられます。
各種の固形がんに使われます。まれに自己免疫性の心筋炎を引き起こし、心不全に至ることがあります。代表的な薬剤はオプジーボやキイトルーダです。予防・対策としては、早期の症状認識(動悸、胸痛、呼吸困難など)、心筋逸脱酵素の確認、発症時の免疫抑制剤の使用などが挙げられます。
慢性骨髄性白血病などに使われます。虚血性の心不全、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす可能性があります。ミトコンドリア障害や酸化ストレスの亢進により心筋収縮を障害したり、血管系のトラブルを引き起こしたりします。予防・対策としては、定期的な心機能モニタリング、高リスク患者への事前の心機能評価、降圧剤やスタチンの併用、最小有効量の使用などが挙げられます。
特定の遺伝子変異を持つ悪性黒色腫や一部の肺がんなどに使われます。左室駆出率の低下、QT延長、高血圧などを引き起こす可能性があります。心筋細胞の生存シグナルを低下させたり、増殖・修復能力を低下させたりします。予防・対策としては、治療前後の心エコーによる左室機能評価、定期的な心機能評価、血圧・むくみのモニタリング、症状出現時の早期休薬・減量、心保護作用のある薬剤の併用などが挙げられます。
重要な注意点として、使用した抗がん剤の種類や量によっては、心血管系への影響が長期化する可能性があるため、ご自身が使用した薬剤の種類、量、期間を必ず記録しておくことが強調されています。
次回は、心不全の際に補助的に心臓機能を助ける漢方薬について解説する予定です。
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