永寿屋 「漢方健康講座」
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狭心症と心筋梗塞の予兆と早期発見のサインを解説いたします【心臓と漢方4】
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「狭心症と心筋梗塞の予兆と早期発見のサインを解説いたします【心臓と漢方4】」
主な内容
心臓病の早期発見と漢方薬によるアプローチ:狭心症・心筋梗塞のサインと予防策
心臓病の予兆・サイン
胸の中心部に重苦しい感じや痛みが数分から10分程度続く場合、安静にすると楽になる場合は狭心症の可能性があり、痛みが持続したり強くなる場合は心筋梗塞の可能性があります。
- 心臓のある左側の腕、肩、首、顎、背中、喉などに痛みが広がることもあります。軽い場合は歯茎の腫れや痛みとして現れることもあります。歯周病菌が心臓に悪影響を与える可能性も指摘されており、歯磨きをしっかり行うことが心臓病予防につながると考えられます。
- 少し動いただけでも息苦しい、横になると息がしにくいなどの息切れ・呼吸困難の症状も挙げられます。
- 病的な汗、めまい、吐き気などの冷や汗・吐き気も心臓の問題が原因である場合があります。
- 急に動悸が強くなったり、脈が乱れたりする動悸・不整脈もサインの一つです。
- 普段よりも異常な疲れやだるさを感じる、朝起きるのが非常につらいなどの異常な疲労感・だるさも注意が必要です。
漢方薬によるアプローチ
漢方薬はあくまで補助療法として、心臓の血流や気血の巡りを整えることで、予防、再発防止、慢性期の体質改善に役立つことがあります。
- 瘀血(血の滞り)を改善する漢方薬の例には、冠元顆粒、通導散、血府逐瘀丸、桂枝茯苓丸、桃核承気湯などがあります。
- 心筋を強くする、不整脈や動悸を改善する漢方薬の例には、炙甘草湯があります。
- 精神的ストレスによる動悸や不安を和らげる漢方薬の例として、柴胡加竜骨牡蛎湯があります。
- 即効性のある動物性生薬を含む漢方薬の例(心臓が苦しい時など)には、牛黄清心丸や回春仙があります。その他、血液循環や体質改善に役立つ可能性のあるものとして、三七人参、イチョウの葉、クマザサがあります。