永寿屋 「漢方健康講座」

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【漢方と健康】体調と感情 〜まとめ編〜 | Health with Japanese Herbal Medicine | 日本汉方药与健康

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「【漢方と健康】体調と感情 〜まとめ編〜 | Health with Japanese Herbal Medicine | 日本汉方药与健康」

主な内容

【漢方と健康】体調と感情 〜まとめ編2〜

  • 「気の滞り」と病気: 体内の「気」の流れが滞ると病気が発生します。その原因は、自己の内側から生じるもの(主に感情の問題)と、体外からの侵入の2つがあります。今回は主に感情の問題に焦点を当てています。
  • 五行学説とは: 古代中国から伝わる哲学的な医学思想で、万物を「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類します。これらの要素は互いに影響し合い、「相生(そうしょう・そうせい)」の関係(互いに助け合う関係)と「相剋(そうこく)」の関係(互いに抑制し合う関係)があります。
  • 五臓と感情の関連:
    • 木(肝臓・胆嚢):感情は「怒り」「イライラ」。
    • 火(心臓・小腸):感情は「喜び」。
    • 土(胃・脾臓・膵臓):感情は「思い悩み」「考えすぎ」。
    • 金(肺・大腸):感情は「悲しみ」「憂い」。
    • 水(腎臓・膀胱):感情は「驚き」「恐れ」「不安」。 これらの感情が過度に強まると、相剋の関係にある臓器に影響を与え、不調を引き起こすことがあります(例:イライラしすぎると胃の働きが低下する)。
  • 季節と五臓の関係:
    • 春:肝臓・胆嚢が活発になる季節。
    • 夏:心臓・小腸が活発になる季節。心臓は熱を嫌うため、夏には心臓を守るエネルギーが強くなります。
    • 土用(各季節の変わり目):消化器が活発になる時期。
    • 秋:肺・大腸が活発になる季節。
    • 冬:腎臓・膀胱が活発になる季節。腎臓や膀胱は冷えを嫌うため、冬にはこれらを守るエネルギーが強くなります。
  • ネガティブな感情の根源: 私たちのネガティブな感情(恐れ、怒り、悲しみ、寂しさなど)は、エゴの罠にかかることで生じる「妄想」であることが多いとされています。全てのネガティブな感情のベースには「恐怖」「恐れ」があります。
    • 対処法: まず自分が何を恐れているのか、何から自分を守ろうとしているのかを自覚することが重要です。これにより、「戦う」か「逃げる」かの二択ではない第三の選択肢を見つけられるようになります。
  • 漢方でのアプローチ: ネガティブな感情が「気」の流れを止め、病気の原因となるため、カウンセリングや五臓のバランスを整える漢方薬を用いることで、感情の調整や病気の芽を摘むことが期待できます。
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