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【体温と自律神経】 自律神経の乱れが招く「低体温」:交感神経と副交感神経、それぞれの影響と対策

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「【体温と自律神経】 自律神経の乱れが招く「低体温」:交感神経と副交感神経、それぞれの影響と対策」

今日は、私たちの健康のバロメーターである「体温」と「自律神経」の深い関わりについてお話しします。

「低体温」と聞くと、なんとなく体が冷えている状態をイメージされるかもしれませんが、実は自律神経のどちらが緊張しすぎても低体温は起こります。

目次

1. 理想的な体温と自律神経のバランス

健康な成人の理想的な体温は、脇の下で36度以上、できれば36度5分から37度程度です。 この状態では交感神経と副交感神経がバランスよく働いており、血色もよく、手足もポカポカと温かさを感じられます。

しかし、このバランスが左右どちらかに大きく振れてしまうと、体温を一定に保つことができなくなり、病的な低体温(36度未満)を招いてしまいます。

2. 【タイプA】交感神経の緊張による低体温

「頑張りすぎ」「無理のしすぎ」の人に多いパターンです。

  • メカニズム: 強いストレスや過労で交感神経が課緊張になると、血管が強く収縮します。特に毛細血管が閉じてしまうため、末端まで血液が届かず、結果として体温が下がります。
  • 特徴: 顔色が青白い、あるいは土気色になる。夜遅くまで働き、尿の出が悪くなることもあります。
  • 注意点: この状態で安易に利尿剤などを使うと、さらに腎臓への血流が悪化するリスクがあります。
  • 養生法: 湯たんぽや入浴で物理的に体を温めること。クマザサなどの天然成分を借りて、腎臓の血流を確保することが大切です。

3. 【タイプB】副交感神経の優位(のんびりしすぎ)による低体温

気力が湧かず、活動量が極端に落ちている人に多いパターンです。

  • メカニズム: 私たちの体温は、筋肉の運動や内臓の代謝、腸内細菌の発酵熱によって作られます。体を動かさない状態が続くと、これらの熱産生が抑制され、低体温になります。
  • 特徴: 顔は白いが皮膚にハリがない。慢性疲労症候群、うつ、不登校のお子さんなどに見られることがあります。
  • 養生法: 無理のない範囲で散歩や体操を取り入れ、体内の代謝を呼び起こすことが必要です。

4. 現代の子供たちと低体温の問題

最近では、外で遊ばず室内でのゲームが中心の子供たちに低体温が増えています。これは副交感神経優位の低体温に近い状態です。 また、食生活も大きな原因の一つです。

  • 砂糖・小麦粉製品の摂りすぎ: 急激に血糖値を上げる食べ物は、その後の急降下(低血糖)を招きます。この血糖値の乱高下は自律神経を直撃し、気力の低下やイライラ、そして低体温を引き起こします。
  • 解決のヒント: 精製されていない穀物をしっかり噛んで食べ、血糖値の上がり方を緩やかにすることが、精神の安定と体温維持への近道です。

5. 自律神経を真ん中に戻す「自然の力」

自律神経は、無理をしても、楽をしすぎてもバランスを崩します。 厳しい冬の雪の下でも青々とした葉を保つクマザサのような生命力あふれる植物は、行き過ぎた自律神経を中央へと戻し、ホルモンや免疫のバランスを整える手助けをしてくれます。


低体温は、あなたの体や心が「今のバランスが崩れているよ」と教えてくれているサインです。 「やる気が出ない」「いつも体が冷たい」と感じたら、まずは自律神経の視点から生活を見直してみませんか?

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