アトピーと排泄
今回はアトピーと排泄についてお話ししたいと思います。
アトピーは食の変化による腸内環境の悪化でつくられた毒素を、緊急手段と
して皮膚から排出させている状態です。
日本人はもともと穀物を中心とした食事をする民族でした。それが戦後のい
わゆる食の欧米化や、インスタントの普及により、長い歴史の中で培ってき
た日本人の腸内環境が崩れてきてしまっているのです。腸内環境が崩れる
と、食べたものがうまく消化できずに腐敗を起します。さらにそれが食べ過
ぎや、低体温などの影響でうまく排泄できないと身体の中に毒素が溜まって
いくのです。
人間の排泄にはいくつかの方法があります。尿や便、呼吸や発汗、生理、体
毛などです。これらが正常な排泄です。正常な排泄が出来ないと、異常な排
泄を使って身体を浄化しようとします。それが湿疹や、咳、発熱、下痢、多
量の発汗、身震い、貧乏ゆすりなどです。正常な排泄が出来なくなるとこの
ような方法で排泄しようとするのです。ここまでは「外に出そうとする排泄
です」
それでも排泄できないと、鼻づまりや、中耳炎、呼吸困難、ポリープ、腫瘍
など体内で蓄積されます。さらに各臓器の機能が低下し、異常になります。
アトピーはまだ外に出そうとする排泄です。体の中でうまく毒素が処理でき
ていない、最終警告だと思ってください。
ではどうすれば良いのか。まずは食事を変えてみましょう。ポイントは、食
べ過ぎや偏食をやめ、日本人向けのキレイな食べ物を食べること。玄米菜食
です。玄米・雑穀を50%、
(お子様が玄米がダメなら、ごま塩をごはんにかけて食べさせてあげてくだ
さい。)野菜のおかずを30%、海藻・豆類を10%汁物を10%です。そ
して天然の梅干です。甘いものは、体温を下げるので控えます。更に大事な
のが良く噛む事。最低30回以上は噛みましょう。ちょっと大変かもしれま
せんが、ここはお母さんの腕の見せ所です。いきなり全部変えていくのが無
理ならば少しづつ変えてみてください。