6月の食養生:梅雨のじめじめを乗り切るポイント

6月は梅雨の時期に入り、じめじめとした暑さが続く季節です。この時期は、体調を崩しやすいだけでなく、夏バテの原因にもなります。

そこで、6月の食養生では、以下のポイントを意識することが大切です。

目次

1. 脾胃をいたわる

梅雨のじめじめは、東洋医学では「湿」とされ、脾胃(消化器官)の働きを弱めると考えられています。

そのため、脾胃をいたわる食材を積極的に摂りましょう。ただし、食べ過ぎは要注意です。

おすすめ食材:

  • レンコン:食物繊維が豊富で、胃腸の調子を整える
    • 山芋:胃腸の粘膜を保護し、消化を助ける
    • 梅干し:クエン酸が豊富で、胃腸の働きを促進する
    • ショウガ:体を温め、胃腸の働きを活発にする

2. 水分をこまめに補給する

汗をかきやすい時期ですが、水分を摂りすぎるとむくみの原因になります。

がぶ飲みをせず、こまめに水分を補給し、余分な水分は運動やお風呂で、排出するようにしましょう。

おすすめ飲料: 常温~温かい状態で

  • 麦茶:利尿作用があり、むくみ解消に効果的
    • ハトムギ茶:薏仁(ヨクイニン)が含まれ、利尿作用と美肌効果がある
    • 緑茶:カテキンが豊富で、抗酸化作用がある

3. 生ものや冷たいものは控えめに

脾胃が弱っているこの時期は、生ものや冷たいものは控えめにしましょう。

特に注意すべきもの:

  • 刺身などの生魚介類
    • アイスやかき氷などの冷たいデザート
    • 冷たい飲み物
    • 南国フルーツ

4. 苦味のある食材を取り入れる

苦味のある食材は、胃腸の働きを促進し、夏バテ予防に効果があります。

おすすめ食材:

  • ゴーヤ:ビタミンCが豊富で、夏バテ予防に効果的
    • レタス:食物繊維が豊富で、胃腸の調子を整える
    • パクチー:解毒作用があり、夏バテ予防に効果的

5. 食欲がないときは無理に食べない

食欲がないときは、無理に食べてはいけません。食べるとしたら、消化しやすい温かいものを少量ずつ、よく嚙んで食べましょう。

おすすめメニュー:

  • 梅粥:梅干しの酸味が食欲をそそり、消化もよい
    • うどん:喉ごしがよく、食欲がないときでも食べやすい
    • 温野菜サラダ:胃腸に負担をかけず、栄養補給ができる

その他、生活習慣にも気を配りましょう

  • 十分な睡眠をとる
  • 適度な運動をする
  • ストレスを溜めない

これらのポイントを意識して、梅雨のじめじめを乗り切り、夏の暑さに備えましょう。

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