永寿屋 「漢方健康講座」

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不整脈を漢方でコントロール。期外収縮、心房細動、心室細動を詳しく解説

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「不整脈を漢方でコントロール。期外収縮、心房細動、心室細動を詳しく解説」

本日は、不整脈の種類や原因、そして東洋医学と西洋医学の両面から見た対処法についてお話しします。

目次

不整脈の種類と特徴

不整脈には、命に関わる深刻なものから、様子を見てよいものまで様々なタイプがあります。

1. 心房細動(しんぼうさいどう)

心臓の心房が1分間に300回以上という非常に細かい速さで震える病気です。

  • 特徴: 脈が不規則で速くなることが多く、心臓内の血流が淀んで血の塊(血栓)ができやすくなります。
  • リスク: 最大の問題は血栓による脳梗塞のリスクが高まることです。
  • 主な原因: 高血圧、心不全、弁膜症、甲状腺機能亢進症、ストレス、飲酒などが挙げられます。

2. 心室細動(しんしつさいどう)

心室が秩序なく震える状態で、心房細動よりもさらに重症な緊急事態です。

  • 特徴: 血液を送り出せなくなるため、突然死のリスクが非常に高い状態です。
  • 主な原因: 急性心筋梗塞、重度の心疾患、電解質異常(カリウムやマグネシウムの不足)などが原因となります。

3. 期外収縮(きがいしゅうしゅく)

通常の拍動の間に、早く異常な拍動が発生するものです。

  • 特徴: 単発で起こる場合は多くが無害とされますが、胸のあたりで「グニュッ」とするような違和感を覚えることがあります。

西洋医学と東洋医学の視点

西洋医学的なアプローチ

病院では主に以下の治療が行われます。

  • 薬物療法: 抗不整脈薬やβ遮断薬などの服用。
  • 外科的治療: カテーテルアブレーション手術、ペースメーカーやICD(埋め込み型除細動器)の設置。
  • 生活改善: 禁煙、減塩、ストレス管理。

東洋医学(漢方)から見た5つのタイプ

漢方では、なぜ不整脈が起こるのかを5つの体質・状態に分けて考えます。

  1. 心気不足(しんきふそく): 心臓のエネルギー不足。疲労や過労が原因で拍動が乱れます。
  2. 心陰不足(しんいんふそく): 体液や血が不足し、エンジンオイルが切れた車のように心臓がオーバーヒートした状態です。
  3. 痰濁内阻(たんだくないそ): 体内の余分な水分(湿気)が滞り、脈を乱します。
  4. 瘀血(おけつ): 血の巡り自体が悪く、滞っている状態です。
  5. 肝気鬱結(かんきうっけつ): ストレスで「気」が滞り、イライラなどの感情が心臓に影響を与えます。

症状に合わせた漢方薬の例

不整脈のタイプに合わせて、以下のような処方を検討します。

  • 炙甘草湯(しゃかんぞうとう): 心臓の気やエネルギーを補います。脈が飛ぶ、ゆっくり打つといったタイプに適しており、咳を鎮める働きもあります。
  • 葛根黄連黄芩湯(かっこんおうれんおうごんとう): 体内に熱がこもり、心拍数が速いタイプに。高血圧や首筋のこりを伴う場合にも用いられます。
  • 冠心2号方(かんしんにごうほう): 血の巡りを改善する代表的な処方です。
  • 牛黄(ごおう)や繊素(せんそ)を含む製剤: 速攻性が期待でき、不整脈による不安で眠れない時などの備えとして役立ちます。

日常生活でのケア

心臓は自律神経の影響を強く受けます。普段の生活では、自律神経のバランスを整えることが大切です。また、糖尿病などの基礎疾患がある方は、血糖値の管理も心臓のリスクを減らす上で非常に重要です。

不整脈は「治らないもの」と諦めず、早めに漢方で体質改善を試みることで、より良い状態を目指すことができます。

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