抗がん剤のやめどきについて「身内・友達ががんになったらこれは教えてあげて その14」 | 【漢方の永寿屋】漢方健康講座 Vol.33

主な内容

抗がん剤治療をやめるかどうかは、患者自身が決めるべきである。

  • 医師は患者の苦痛や価値観を完全に理解できない。
  • 医師から「抗がん剤をやめた方がいい」と言われるのは、患者にとって大きな精神的負担となる可能性がある。特に患者も医師も「抗がん剤が最後の方法」だと信じている時は、「抗がん剤をやめるという判断は、「がん治療を諦める」という判断とイコールになってしまうため。「抗がん剤」ばかりが治療ではない。

抗がん剤治療をやめるタイミング(やめどき)

  1. 迷ったあげく、最初からやらない。
  2. 抗がん剤開始から約2週間後、副作用が強く出ている場合。
  3. 体重が減少している場合。(食欲がなくなって、嘔吐が続く時)
    (私のおすすめは、このタイミング)
  4. セカンドライン(2種類目の抗がん剤)を勧められた時。
  5. 副作用や将来への不安から、鬱状態になった時。
  6. 体が抗がん剤に耐えられなくなった時。
  7. 白血球数が激減するなど、体が抗がん剤に耐えられなくなった時。
  8. 抗がん剤治療を休んでみたら、体が楽になり調子が良くなった時。
  9. サードライン(3種類目の抗がん剤)を勧められた時。
  10. 死ぬ時まで。

抗がん剤治療に関する重要なポイント

  • 従来の抗がん剤で治癒が期待できる癌は、悪性リンパ腫、急性白血病、抗がん剤に反応する癌の3種類のみ。
  • それ以外の癌では、抗がん剤治療は延命を目的とする。
  • 新しいタイプの抗がん剤(分子標的薬、免疫療法薬など)は、従来の抗がん剤とは異なるメカニズムで作用する。
  • 抗がん剤治療を始める前に、どの時点で治療をやめるかを決めておくべき。
  • 癌の疑いがある場合は、癌、転移、癌治療について自分で学び、主体的に治療法を選択する。

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  • 電話:長野市稲田 026-239-6767 / 長野市大門町 026-232-2208
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