年々アレルギー患者が急増し体に合わない食物が原因で起こる食物アレルギーの

重症患者が増えています。

三大アレルゲンの卵、牛乳、大豆にとどまらず、小麦・米やアワやキビなどの

雑穀やサツマイモまでアレルギー反応の出てしまうケースも出てきています。

成人の食物アレルギーと関連して、「イーストコネクション」という言葉がよく使われます。

このイーストコネクションとは、カンジタというイースト(酵母)あるいは真菌の一種が、腸内で

増えることで身体にいろいろな障害を与えるというものです。カンジタは誰にでもごく少数住み着

いていますが、それが腸内で増殖すると腸管に穴をあけ、トンネルを掘るように増えていき、

腸粘膜からの未消化の食物が入りやすくなり、それが多種類の食物アレルギーへと陥っていくことになります。

又、それに関連して皮膚の湿疹が悪化していくことも考えられます。

イーストコネクションの症状としては、便秘や下痢、腹が張る、ガスが溜まる、

放屁が異常に臭い、気管支症状、喘息、鼻炎、風邪を引きやすい、アトピー性皮膚炎、

乾癬、中耳炎、目やに、頑固なおむつかぶれ、生理痛、生理不順、膣カンジタ症などです。

イーストコネクションを治療する方法は、カビの増殖を促す砂糖などの「甘いもの」「イースト」

「アルコール」の制限が基本となります。

砂糖、果糖(果物、ジュース類)を摂りすぎない。

特に甘い菓子(チョコレート、ケーキ、アイスクリーム、飴)は良くありません。

また、イーストを含むパン類(特に菓子パン)、防腐剤を多く含む加工食品、

チーズ、ドライフルーツなどのカビやすい食品、そしてアルコール類に注意することです。
また、ミネラル、ビタミン、食物繊維などが含まれる食べ物を充分に摂取することや、

雑穀、大麦、ハトムギなども積極的にとるのも良いとされています。カビの増殖を抑える食べ物としては、

ニンニク、ハーブティー、ドクダミなどが良いとされています。
イーストコネクションについて気になる方は、ご相談ください。
マーシィー稲田薬局 電話026-239-6767