永寿屋 「漢方健康講座」

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心臓のために6時間以上の良質な睡眠が必要なことついて解説いたします【心臓ケア4】

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「心臓のために6時間以上の良質な睡眠が必要なことついて解説いたします【心臓ケア4】」

主な内容

【心臓ケア4】心臓のために6時間以上の良質な睡眠が必要なことについて

  • 睡眠と心血管疾患の関係: 60歳以上では6時間、70歳以上では5時間以上の睡眠が推奨されます。十分な睡眠は心臓への負担を軽減し、自律神経を整え、血圧や心拍数を下げて心臓を休ませます。
  • 睡眠不足による影響(西洋医学的解説):
    • 動脈硬化へのリスク大: 睡眠不足は慢性的な炎症を引き起こし、血管の炎症を通じて動脈硬化や血栓のリスクを高めます。
    • 血糖値・血中脂質が異常上昇: 慢性的な睡眠不足は血糖値の上昇や血中脂質異常を引き起こしやすく、心臓病のリスクを高めます。
    • ストレスホルモンの分泌過多: 睡眠不足はストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を増加させ、血圧上昇や毛細血管の収縮により心臓の血管へのダメージを加速させます。
    • 不整脈のリスク: 睡眠時無呼吸症候群などにより夜間に低酸素状態が続くと、心房細動などの不整脈のリスクが高まります。
  • 睡眠不足と心臓の漢方医学的解説:
    • 「心」の概念: 漢方医学における「心」は、単なる心臓だけでなく、精神活動や血脈の循環も司る、より広い概念です。
    • 「心」の働きが弱る影響: 血流不良、精神不安、睡眠障害が連動して起こります。
    • 漢方で考える睡眠不足の原因と処方:
      • 血不足(血が足りない): 睡眠不足は血を消耗し、心血不足となると動悸、不安感、不眠が生じます。代表的な処方として「帰脾湯(きひとう)」や「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」があります。
      • 心陰虚(体液が不足し熱がある): 長期の睡眠不足で体液(心液)が減少すると、体の潤いや冷却作用が不足し、虚熱が生じます。動悸、イライラ、不眠が悪化し、代表的な処方として「天王補心丹(てんのうほしんたん)」があります。
      • 心陽虚(心臓を動かすエネルギー不足): 睡眠の質の低下により「気」の生成が低下し、心臓のポンプ力が弱まります。全身の血流不足(お血の傾向)や動悸、息切れが生じやすく、代表的な処方として「桂枝甘草湯(けいしかんぞうとう)」や「八味地黄丸(はちみじおうがん)」が挙げられます。
  • クマザサの活用: 普段からクマザサをお茶として摂取することは、睡眠不足や気持ちの落ち着かなさの改善に良いとされています。
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