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年齢を重ねると、感情の起伏が大きくなったり、コントロールが難しくなったりすると感じることがあります。これは様々な要因が絡み合って生じる自然な変化です。
ホルモンバランスの変化 更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)や男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が急激に減少します。これにより、自律神経が乱れやすくなり、イライラ、不安、気分の落ち込みといった感情の波が大きくなることがあります。
脳の変化 加齢に伴い、感情のコントロールに関わる前頭葉の機能が少しずつ低下することがあります。また、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の分泌も減少し、幸福感ややる気の低下につながることがあります。
生活環境の変化 定年退職、子どもの独立、パートナーとの関係の変化、健康問題など、ライフステージの変化がストレスとなり、感情の不安定さにつながることがあります。
また、漢方医学では、感情の起伏を単なる心の状態として捉えるのではなく、身体全体の状態と深く関連していると考えます。この考え方の根底にあるのが、以下の3つの要素です。
漢方では、私たちの体を構成し、生命活動を支える基本的なエネルギーや物質を「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つに分けて考えます。
これらのバランスが崩れると、心身に様々な不調が現れます。特に感情の起伏は、「気」の流れの乱れが原因となることが多いとされています。
漢方では、内臓(五臓六腑)がそれぞれ特定の感情と結びついていると考えます。
年齢を重ねることによる感情の起伏は、特に「腎」の衰えと深く関係していると考えられます。漢方では、更年期を含め、加齢に伴う様々な不調は「腎」の気が衰えること(腎虚)が根本原因にあると考えます。
「腎」の気が弱まると、ホルモンバランスや自律神経の調節がうまくいかなくなり、それに伴って「肝」や「心」の働きも影響を受け、感情の起伏が激しくなったり、イライラや不安感が強くなったりすると考えられます。
このように、漢方では感情の起伏を単一の原因ではなく、個人の体質、生活習慣、そして五臓六腑のバランスの乱れが複合的に絡み合って生じるものとして捉えます。
年齢による感情の起伏に漢方薬を用いることは、東洋医学的な観点から心身のバランスを整える有効なアプローチとされています。特に、更年期や加齢に伴うホルモンバランスや自律神経の乱れ、それに伴うイライラや不安感、不眠などの精神症状に対して、個々の体質や症状に合わせた漢方が選ばれます。
感情の起伏に用いられる代表的な漢方薬には、以下のようなものがあります。
漢方薬は、西洋医学のように「特定の病気にこの薬」と決まっているわけではなく、個人の「証(しょう)」(体質や症状の現れ方)に合わせて選ばれます。そのため、同じ「感情の起伏」という症状でも、人によって適した漢方薬は異なります。
年齢による感情の起伏は、心身の変化が複雑に絡み合って生じるものです。漢方は、その根本的なバランスの乱れを整えることで、穏やかな状態を取り戻す手助けをしてくれます。
そのため、漢方薬の選択も、単に「イライラを抑える」だけでなく、その人の根本的な原因(例えば「肝気鬱結」なのか、「腎虚」なのか、あるいは両方なのか)を見極め、全身のバランスを整えることを目的として処方されます。
例えば、
このように、個人の状態に合わせた漢方薬が選ばれるのが特徴です。
漢方の専門家に相談することをおすすめします。
年齢による変化は避けられませんが、感情の波を穏やかにするための方法はあります。
年齢を重ねることは、感情の揺れを含む多くの変化を伴います。ご自身でできる対策を試してみることはもちろん、必要であれば専門家の助けを借りることも一つの選択肢です
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