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心や身体についてのお悩みを
東洋医学の視点から動画でくわしく解説しています。
心と体の不調、いわゆる「未病(みびょう)」がどのように始まっていくのか、漢方(東洋医学)と現代医学(西洋医学)の両面から、わかりやすく紐解いていきましょう。日常で今すぐできる具体的なセルフケア方法もたくさんご紹介します!
「自律神経失調症」は西洋医学の言葉ですが、漢方医学ではエネルギーの滞りである「気滞(きたい)」という言葉で表されます。この二つは、表現は違えど同じ体の状態を指しています。
漢方において、気の滞り(エネルギーの交通渋滞)に最も直接的に関係するのが「肝(かん)」と呼ばれるグループです。これには現代医学の肝臓だけでなく、胆嚢、筋肉や筋、目なども含まれます。
現代医学では、この状態を「交感神経の慢性的な活動過剰」と捉えます。これにより自律神経のバランスが崩れていくのですが、ここには非常に重要な仕組みがあります。
実は、副交感神経には「お腹側」と「背中側」の2つのシステムが存在します。
この「ブレーカーが落ちる状態(背中側の副交感神経とのキャッチボール)」が始まってしまうと、精神的な病のほとんどの引き金になるほか、めまい、頭痛、朝起きられないといった様々な不調症状が現れるようになります。
細胞が実際に壊れていない(数値に出ない)この段階こそが、まさに「未病」の典型的な状態なのです。
気の滞りが慢性化すると、具体的にどのような症状へ繋がっていくのでしょうか。
ストレスによって「肝」に怒りや不安が蓄積すると、以下の連鎖で不眠が始まります。
漢方では、睡眠を「陰(いん)」と「陽(よう)」の時間バランス(現代でいうレム睡眠・ノンレム睡眠のようなもの)で捉えます。昼は外で活動し、夜は休息するという陰陽のリズムが崩れることが、不眠の根本原因です。
本来、人間の体のエネルギーは上から下へと流れるようにできています。しかし、気が滞り、肝のエネルギーが溜まりすぎて限界を迎えると、下から上へと激しく突き上げる「気逆(きぎゃく)」や「肝火上炎(かんかじょうえん)」という状態が起こります。
エネルギーの交通渋滞を解消するためには、日々の食生活の工夫がとても効果的です。
漢方では、「香り」や「辛み」のある食材が、滞った気のエネルギーを流し、発散させる働きを持つとされています。
テレビを見ながらでも手軽にできる、気の流れを良くする代表的なツボを5つご紹介します。指の腹でゆっくり3秒押して、3秒離すのを10回ほど、「痛気持ちいい」強さで試してみてください。
就寝の1時間前にはスマホやパソコンを見るのをやめましょう。 ブルーライトは交感神経を刺激し、睡眠導入を妨げます。ただし、ご自身が本当にリラックスできる美しい映像や音楽を流すのであれば、睡眠を助ける場合もあります。
朝晩5分ずつ、腹式呼吸を行いましょう。呼吸は、私たちが唯一、自律神経(潜在意識)に直接働きかけられる方法です。これによって副交感神経を優位に導きます。 呼吸に合わせ、ご自身の心の中にある「何もない、空(くう)のスクリーン」をイメージする瞑想もおすすめです。日常の出来事や感情の波にいちいち「良い・悪い(〇・✕)」をつけず、ただスクリーンに映る映画のように客観的に眺めることで、心のイライラや気滞は驚くほど解決に向かいます。
週に3回、30分程度の軽いウォーキングをしましょう。体を動かすことは「気を動かす」ことに直結します。 ただし、激しすぎる運動は逆に交感神経を高めてしまうため、「あぁ、気持ちいいな」と思える強度で行うことが大切です。
感情は地球の「お天気」と同じで、晴れもあれば嵐もあります。湧き出たネガティブな感情を「いけないもの」とジャッジして押し殺すことこそが気滞の原因です。自分の感情にマルバツをつけず、声に出してみる、ノートに書き出す、誰かにシェアするなどで外に発散させましょう。
また、漢方において「涙」は「肝の液」と呼ばれます。 泣ければ泣けるほど、肝に溜まったマイナスのエネルギーは涙と一緒に外へデトックスされます。意識的に泣ける映画やドラマを見て涙を流すことも、非常に優れた気滞の改善法です。
西洋医学でいう「交感神経の使いすぎによる心身のブレーカー落ち」を、漢方では「肝の気滞(エネルギーの渋滞)」と捉え、アプローチします。
お茶の香りを楽しんだり、ツボを押したり、温かいものを飲んだり、時には涙を流したり。どれか一つでも、できることから日々の生活に取り入れて、未病のうちに体をケアしていきましょう。
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