超加工食品と認知症の関係

目次

超加工食品とは

  • 高度な加工: 家庭での調理では使用されないような、工業的なプロセスを経て製造される。
  • 添加物: 人工甘味料、着色料、香料、乳化剤、保存料など、さまざまな添加物が含まれている。
  • 高糖・高脂肪・高塩分: 砂糖、脂肪、塩分が多く含まれている傾向がある。
  • 低栄養: 栄養価の高いビタミン、ミネラル、タンパク質や食物繊維が少ない。
  • 具体例: ポテトチップスなどのスナック菓子、菓子パン、カップ麺、ハム、ドーナツ、清涼飲料水、冷凍食品など。

超加工食品と認知症の関連

多くの研究が、超加工食品の摂取量と認知機能の低下、および認知症発症リスクの増加との関連を示しています。

  • リスクの増加: 複数の研究で、超加工食品の摂取カロリーが総摂取カロリーの20%を超えると、認知機能が低下するリスクが高まることが報告されています。ある研究では、超加工食品の毎日の摂取量が10%増加するごとに、認知症のリスクが25%高まるという結果も出ています。
  • 脳への影響: 超加工食品の過剰摂取は、脳の炎症増加につながる可能性が指摘されています。また、加工肉に含まれる亜硝酸塩やトランス脂肪酸が、脳の酸化ストレスを増加させたり、脳の容積を減少させたりすることが研究で明らかになっています。
  • 代替による効果: 超加工食品をなるべく、新鮮な野菜、魚、豆類、果物などの原型食、健康的な食品、生命エネルギーが満ちている食品に置き換えることで、認知症のリスクが低下することも示されています。

なぜ超加工食品が認知症リスクを高めるのか

超加工食品が認知機能に悪影響を与えるメカニズムとして、以下の点が考えられています。

  1. 栄養バランスの偏り: 高カロリーでありながら、ビタミンやミネラル、食物繊維といった必要な栄養素が不足しているため、栄養不良を引き起こす可能性があります。
  2. 腸内細菌叢への悪影響: 超加工食品に含まれる添加物や食物繊維不足が、腸内環境を悪化させ、それが「脳腸相関」を通じて認知機能に影響を与えると考えられています。
  3. 生活習慣病のリスク: 超加工食品の過剰摂取は、肥満、糖尿病、心血管疾患といった生活習慣病のリスクを高めます。これらの病気は、脳への血流を悪化させるなどして、認知症の発症リスクを上昇させることが知られています。

まとめ

超加工食品を過剰に摂取することは、認知機能の低下や認知症発症のリスクを高める可能性が示唆されています。完全に避けるのは難しいです。摂取量を控えめにし、バランスの取れた食事を心がけることが、脳ばかりでなく、身体や心の健康を保つために重要であると言えるでしょう。

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