永寿屋 「漢方健康講座」
心や身体についてのお悩みを
東洋医学の視点から動画でくわしく解説しています。
弱った心臓を元気にするリハビリについて解説いたします【心臓ケア3】
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「弱った心臓を元気にするリハビリについて解説いたします【心臓ケア3】」
目次
主な内容
- 「ややきつめ」の有酸素運動の重要性
心不全による入院リスクを39%減少させ、心臓病患者の死亡率を26%、再入院リスクを18%低下させる効果が期待できます。
- 運動の目安
会話はできるが、呼吸が少し早くなる程度の運動が良いとされています。息切れするほどの運動は避けましょう。
- 推奨される運動
ウォーキング、ジョギング、水泳、自転車などが挙げられます。
- 頻度と時間
週に2~3回、1回あたり30分を目安に行い、状況に応じて週5回まで増やすことも可能です。
- 運動習慣の見直し
かつては安静が基本とされていましたが、現在では適切な運動が予後を改善することが分かっています。運動により血管が広がり、血流がスムーズになり心臓の負担が軽減されます。
- 「いきいきウォーキング」の推奨
- 正しい姿勢
正面を見て視線は少し遠く、軽く拳を握って腕を大きく振り、胸を張って背筋を伸ばし、膝を伸ばしてかかとから着地しつま先で蹴り出すように歩きます。
- 歩幅
歩幅を広げると運動強度が増します。ポールウォーキングも上半身を使うため効果的です。
- 注意点
息切れは危険信号です。息切れする手前の段階で運動を止めましょう。
- 時間
1日90分以上の運動はやりすぎです。基本的には30分で十分です。
- 分割
30分を一度に行う必要はなく、5分~10分の小分けにして合計30分になるようにしても効果があります。
- 心臓リハビリの医学的評価と注意点
心臓リハビリは医学会で最高級の評価が与えられていますが、急性期の心臓病患者や不安定な狭心症、重度の高血圧症、糖尿病、不整脈などの合併症がある方は、必ず医師と相談の上で行う必要があります。
- 脈拍のモニタリング
運動時は安静時の脈拍数を知り、それに基づいて運動中の脈拍数を測定し、適切な範囲内で行うことが重要です。β遮断薬を服用している場合は上限値が変わります。
- その他の運動
- 階段の昇り降り
効率の良い有酸素運動ですが、関節への負担が大きいため、高齢の方は無理せず1回5~10分を目安に行いましょう。
- ストレッチ
運動強度は優しいですが、心臓の血管系トレーニングとして優れており、毎日10分程度行うことで心臓血管疾患のリスクを下げられます。
- ラジオ体操
場所を選ばずにでき、毎日続けることで健康維持に役立ちます。