永寿屋 「漢方健康講座」
心や身体についてのお悩みを
東洋医学の視点から動画でくわしく解説しています。
【虚弱体質の解決法・その2】疲れ・めまい・むくみを改善!4つの原因別にみる漢方薬とおすすめ食材(食養生)
上の画像をクリック/タップで再生します
「【虚弱体質の解決法・その2】疲れ・めまい・むくみを改善!4つの原因別にみる漢方薬とおすすめ食材(食養生)」
前回の「その1」では、検査数値に出ない虚弱体質の本質が「自律神経のオン・オフ(切り替え)の幅が狭くなっていること」にあるとお伝えしました。
続く「その2」の今回は、漢方の視点から虚弱体質をさらに深掘りしていきます。漢方では、虚弱体質を「4つのエネルギー不足(虚証)」の重なり合いと捉えます。ご自身の体調がどれに当てはまるかチェックしながら、それぞれのタイプに合った代表的な漢方薬や、今日からできる食養生(食事の工夫)を学んでいきましょう!
目次
漢方が捉える「虚弱体質」4つのタイプと解決法
① 「気虚(ききょ)」タイプ 〜エネルギー不足〜
体を動かすための根本的なエネルギー(気)が不足している状態です。例えるなら「充電切れのスマホ」。まずはしっかり充電(補気)してあげる必要があります。
- 主な症状: 疲れやすい、声に力がない(弱々しい)、風邪を引きやすい、食後にすぐ眠くなる、息切れしやすい、胃腸が弱い
- 主な原因: 過労、睡眠不足、食事の偏り(精製食品の摂りすぎ、発酵食品や海藻・根菜の不足)、ストレス
- 代表的な漢方薬: 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、六君子湯(りっくんしとう)、人参湯(にんじんとう)など
- おすすめの食養生: 消化が良くエネルギーになりやすい食材を選びましょう。 お米、芋類(かぼちゃ、山芋など)、鶏肉、白身魚、発酵食品(味噌、納豆など)。
- 暮らしのワンポイント: 体を温めることが大切です。使い捨てカイロのような乾いた熱は表面しか温まりませんが、「蒸しタオル」など蒸気を含んだ温かさは体の深いところまで熱を届けてくれます。お腹を蒸しタオルで温めるのがおすすめです。また、しっかり沸騰させて天の気(エネルギー)を含ませた「白湯(さゆ)」をフーフーしながら飲むことも、体にエネルギーを入れる素晴らしい方法です。
② 「血虚(けっきょ)」タイプ 〜栄養・血液の不足〜
体に潤いや栄養を届ける「血(けつ)」が足りなくなっている状態です。
- 主な症状: 貧血傾向、めまい、不眠、爪が割れやすい、肌や髪の乾燥・パサつき、目の疲れ
- 代表的な漢方薬: 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、四物湯(しもつとう)、加味逍遙散(かみしょうようさん)など
- おすすめの食養生: 血を増やし、体に潤いを与える食材が適しています。特に「黒い食材」を意識しましょう。 黒ごま、黒豆、プルーン(鉄分豊富)、レバー、小松菜、ほうれ草(ミネラル豊富)、ひじき。 ※特にひじきは、あらゆる栄養素が詰まった素晴らしい食材ですので、常に食卓に並べたい一品です。
③ 「水(すい)」タイプ 〜水の巡りが悪い〜
体内の水分コントロールがうまくできず、余分な水が溜まって体を冷やしている状態です。
- 主な症状: むくみ、めまい(※血虚でも水が多すぎてもめまいは起こります)、胃がポチャポチャ鳴る、雨の日(低気圧)に体調が悪化する
- 目指す改善: 余ったいらない水をさばいて巡らせること(利水)。汗や尿、便から余分な水分を外へ出す力を回復させます。
- 代表的な漢方薬: 五苓散(ごれいさん)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)など
- おすすめの食養生:
- 体を温めて巡らせる食材: 生姜、ネギ、しそ、山椒、味噌汁
- いらない水を出す食材: 小豆、ハトムギ、冬瓜(とうがん)、昆布、わかめ
- 暮らしのワンポイント: 冷たい飲食、甘いもの、生ものの食べすぎは控えましょう。具だくさんの味噌汁、薬味を入れたスープや鍋などを1日に1〜2回メニューに取り入れ、胃の中をしっかり温めてください。お腹が温まると、人間は余分な水を外に出す力(排泄力)が強まります。(熱いラーメンを食べたときに汗がじわっと出るのはこのためです)。
④ 「腎虚(じんきょ)」タイプ 〜生命力の低下〜
漢方でいう「腎(じん)」は生命力の源。一般的に40代を過ぎたあたりから衰え始め、50代・60代と年齢を重ねるごとに症状が強く現れる、いわゆる「老化」と深く関わるタイプです。
- 主な症状: 下半身の冷え、腰痛、足腰の弱り、聴力の衰え、夜間頻尿、物忘れ、更年期の不調
- 代表的な漢方薬: 六味丸(ろくみがん)、八味地黄丸(はちみじおうがん)、真武湯(しんぶとう)など
- おすすめの食養生: 腎を温めて生命力を補う食材がおすすめです。 黒豆、くるみ、海藻類(昆布やわかめなど)、長いも(山薬)、黒木耳(くろきくらげ)。 ※長野県は海がありませんが、健康のために海藻類はぜひ意識して積極的に食べてくださいね。
共通の強い味方「クマザサ(笹の葉)」の力
「交感神経が弱すぎる人」も「副交感神経が弱すぎる人」も、自律神経をちょうど良い「中央」のバランスへと整えてくれるのが、山からの恵みである「笹の葉(クマザサ)」の力です。
今回ご紹介した「気虚」「血虚」「水」「腎虚」どのタイプの虚弱体質改善においても、クマザサは非常に優れたサポート役となってくれます。 永寿屋本店では、このクマザサのエキスをギュッと凝縮し、毎日の生活に取り入れやすくしたオリジナルの濃縮顆粒(スティックタイプ)をご用意しております。