永寿屋 「漢方健康講座」

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動悸や息切れ、放置していませんか?漢方で紐解く原因とタイプ別対策【心臓と漢方1】

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「動悸や息切れ、放置していませんか?漢方で紐解く原因とタイプ別対策【心臓と漢方1】」

階段を上がった時の息切れや、ふとした瞬間に感じる胸のドキドキ。これらは心臓からの大切なサインかもしれません。今回は、心臓病のサインとも言える「動悸・息切れ」について、漢方の視点からその原因と対策を分かりやすく解説します。

目次

心臓は「神(こころ)」が宿る場所

漢方の世界では、心臓は単に血液を送り出すポンプ以上の存在と考えられています。 五行説では、心臓には「神(しん)」が宿るとされ、人間の精神活動や意識、記憶を司る司令塔のような役割を担っています。心臓の健康を整えることは、精神的な安定にも深く関わっているのです。

動悸・息切れの背後に隠れる代表的な心疾患

動悸や息切れが全駆症状(前触れ)として現れる病気には、以下のようなものがあります。

  • 狭心症・心筋梗塞: 心臓へ血を送る血管が狭くなり、酸素不足に陥る。
  • 弁膜症: 心臓内の弁がうまく開閉せず、血液が逆流する。
  • 不整脈: リズムが乱れたり、脈が飛んだりする。
  • 心不全: 様々な原因で心臓のポンプ機能が低下し、全身に血が巡らなくなる。

漢方で見る「動悸・息切れ」4つのタイプ

漢方では、その人の体質や状態に合わせて原因を分類し、最適なアプローチを選びます。

1. 「心気虚(しんききょ)」タイプ

心臓を動かすエネルギー(気)が不足している状態です。

  • 症状: 疲れやすい、声が小さい、顔色が白い。
  • 原因: 過労、慢性的なストレス。
  • 対策: 山芋やナツメ、蜂蜜などでエネルギーを補います。漢方では「炙甘草湯(しゃかんぞうとう)」などがよく使われます。

2. 「心血虚(しんけっきょ)」タイプ

心臓を養う「血」が不足している状態です。

  • 症状: 不眠、夢をよく見る、めまい。
  • 原因: 出血や栄養不足、長期の病気。
  • 対策: 黒ごま、ほうれん草、クコの実、レバーなどで血を養います。「帰脾湯(きひとう)」などが代表的な処方です。

3. 「心陰虚(しんいんきょ)」タイプ

心臓を潤し、熱を冷ますエネルギー(陰)が不足し、オーバーヒート気味の状態です。

  • 症状: 寝汗、口の渇き、胸がそわそわする。
  • 原因: 長期のストレス、夜更かし(インのエネルギーは夜10時〜2時の睡眠中に養われます)。
  • 対策: ゆり根、梨、白木耳などの「自陰食品」を摂り、刺激物を避けます。

4. 「痰湿(たんしつ)」タイプ

体の中に余分な水分や汚れ(コレステロールや中性脂肪など)が溜まっている状態です。

  • 症状: 胸苦しさ、体が重だるい。
  • 原因: 甘いものや脂っこいものの摂りすぎ、運動不足。
  • 対策: はと麦、小豆、昆布などで湿気を出し、脂っこいものを控えます。「半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」などが用いられます。

自律神経を整え、心臓を健やかに

心臓は自律神経の影響を非常に強く受けます。緊張してドキドキするのはその典型です。 普段から自律神経のバランスを整えることは、心臓病の予防に直結します。クマザサのような自然の力を借りて、ベースの体調を整えることも一つの方法です。


動悸や息切れには、一人ひとり異なる原因があります。 「年のせいかな?」と諦めず、ご自身の体質に合ったケアを始めてみませんか?

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