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「腎臓病になったらリンを減らさなければいけない」と一括りにされがちですが、実は「何をどのように減らすべきか」、あるいは「自分は本当にそこまで厳しい制限が必要なのか」は人によって異なります。
ご自身の血液検査データを思い浮かべながら、正しいリンの知識と、栄養不足にならないための「必勝食事法」を学んでいきましょう。
リンは、肉や魚、卵、乳製品などのタンパク質、そして「食品添加物」に多く含まれるミネラルの一種です。
健康な腎臓であれば余分なリンは尿として排出されますが、腎機能が低下すると体内に溜まりやすくなります。血液中のリンの数値が 4.5mg/dL 以上になると「高リン血症」と診断されます。
血液中にリンが増えすぎると、以下のような重大な障害を引き起こすリスクが高まります。
さらに、腎機能が落ちると血液中のカルシウムが低下するため、体は骨を溶かしてカルシウムを補おうとします。このとき、骨に含まれる大量のリンも一緒に血液中に溶け出してしまうため、ますます高リン血症が進行するという複雑なメカニズムがあります。
リン制限において最も大切なポイント、ここだけは絶対に覚えていただきたいのが、食品に含まれるリンには「有機リン」と「無機リン」の2種類があるということです。
この2つは、体への吸収率がまったく違います。
無機リンは、腸管での吸収率が非常に高く、血液中のリンの値を急激に上げやすい性質があります。そのため、効率よくリンを下げるには「無機リン」を徹底的に控えることが鉄則です。
【無機リンが多く含まれる加工食品の例】
「お肉(タンパク質)を我慢しているのに、添加物たっぷりのスナック菓子やインスタント麺を食べている」というのは、リン管理において最悪のパターンです。まずはこれらの加工食品を控えることから始めましょう。
有機リンは、腸管での吸収率が半分程度しかありません。そのため、無機リンに比べると血液への影響が少なくなります。有機リンは主に「動物性タンパク質(肉・魚)」や「植物性タンパク質(大豆など)」に含まれています。
自然の食品(有機リン)のなかでも、実は「植物性タンパク質(大豆など)」のほうが、動物性タンパク質に比べてリンや毒素の吸収が少ないと言われています。小規模な研究報告ではありますが、植物性タンパク質を多く摂っている人のほうが、腎機能の低下が緩やかだったというデータもあります。
では、大豆製品ばかりを食べればいいのかというと、ここでも「ご自身のステージ」による判断が必要です。
一律に「あれもダメ、これもダメ」と制限しすぎると低栄養になってしまいます。西洋医学の治療では、食事から摂ったリンとくっついて便と一緒に外へ出す「リン吸着薬」などもありますので、主治医と相談しながら、お薬と食事のバランスを上手にとっていきましょう。また、適度な運動も血中リンのコントロールに良い影響を与えると言われています。
人工透析になってしまう3大原因には「糖尿病性腎症」「慢性糸球体腎炎」「腎硬化症」がありますが、これらはすべてアプローチは違えど「血管のトラブル」という共通点があります。
特に腎臓は「毛細血管の塊」のような臓器です。いかにご自身の血管(特に毛細血管)を正常に保ち、綺麗で十分な血液を流してあげるかが、人工透析を免れるための最大の勝負どころになります。
慢性腎臓病の進行を抑え、血管の健康を維持するアプローチにおいて、漢方の知恵は十二分にその良さを発揮することができます。
食事の制限で行き詰まっている方、これ以上数値を悪くしたくない方は、ぜひお気軽に永寿屋へご相談ください。
長野市にある2つの店舗だけでなく、お電話やインターネットを通じて、日本全国どちらからでも体質に合わせた漢方相談を承っております。
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