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腎臓病の食事制限と聞くと、インターネットなどの情報から「カリウムを控えるために野菜や果物を食べてはいけない」と思い込んでいる方が非常に多くいらっしゃいます。しかし、最近の医療現場ではその常識が大きく変わりつつあります。
今回は、なぜカリウム制限が必要とされるのか、そして最新の研究から分かった「本当に正しいカリウムとの付き合い方」を分かりやすくお伝えします。
カリウムは、野菜や果物に多く含まれる重要なミネラルです。体内でナトリウム(塩分)とバランス(均衡)を取りながら、血圧や細胞の圧力を一定に維持する働きを持っています。
例えば、味付けの濃いものやしょっぱいお漬物を食べすぎて、体内にナトリウムが過剰に入ってきたとき、それを体の外へ排出(デトックス)してくれるのがカリウムの役割です。
体にとって不可欠なミネラルですが、多くても少なくてもいけません。
健康な人であれば、余分なカリウムは尿から排泄されます。しかし、慢性腎臓病が進行すると腎臓からうまく排出できなくなり、血液中にカリウムが溜まってしまいます。この状態を「高カリウム血症」と呼びます。
カリウムの数値が高くなりすぎると、心臓にトラブル(危険な不整脈や、最悪の場合は突然の心停止)を引き起こす原因になります。そのため、腎臓病の治療においてカリウムのコントロールが重視されるのです。
具体的な治療としては、口からの摂取(食事)を抑える方法や、調理工夫(茹でこぼす、水にさらす)、また医療機関ではカリウムを下げるお薬を服用して調節を行います。
これまでは、保存期(まだ透析をしていない段階)の腎臓病患者さんや、すでに血液透析を行っている患者さんに対して、「野菜や果物は一律に控えるように」という指導が多くなされてきました。また、ご自身でネット検索をして、自己流で過度な制限をされている方も多く見受けられます。
しかし、近年この考え方が見直されています。
研究によると、野菜や果物の摂取量が少ない慢性腎臓病・血液透析の患者さんは、10年後の死亡リスクがかえって高くなるということが分かってきました。
透析患者さんなどは高齢で糖尿病などの合併症をお持ちのケースも多く、過度な食事制限によって「低栄養」や「体の消耗」を引き起こしやすい状態にあります。そのため、「腎臓が悪いから」と何でもかんでも制限するのではなく、適切な栄養を摂る食事療法が求められる時代になっています(近年では野菜・果物などの「アルカリ性食品」の摂取が腎機能にプラスに働くとして、ガイドラインにも盛り込まれるようになっています)。
大切なのは、「自分の腎臓病が今どのステージ(位置)にあるのか」を正しく理解し、定期的な血液検査で血中カリウム値を測りながら、適切な量を検討することです。
以下のような条件(一つでも該当する場合)であれば、原則として厳しいカリウム制限は行わなくても良いケースが多いです。 ※ただし、個人差がありますので主治医の診断が最優先です。
タンパク質、リン、塩分……と真面目にすべての制限をやりすぎると、本当に食べるものがなくなってしまいます。カリウムそのものが腎臓を直接壊すわけではありません。血圧を下げたり、骨を強くしたりするメリットもあるため、血液検査をもとに賢く付き合いましょう。
もし血液検査でカリウム値が高く、制限が必要だと言われた場合、いきなりすべての野菜・果物を禁止する必要はありません。
まずは、「最も血液中のカリウム量を増やしやすい4つの食品」を控えることから始めてみてください。
この4つをまずはやめてみて、それでも血液検査の数値が下がらない場合に、次の段階としてその他の野菜や果物の調理法(しっかり茹でて茹で汁を捨てる、水にさらす等)を工夫していくのが、正しい順番です。
「人工透析をなんとか回避する方法はないだろうか……」とお悩みの方へ。 腎臓は、非常に細い「毛細血管」が集まってできている臓器です。そのため、腎臓の機能を守る上で最も大切なのは、毛細血管を流れる血液の量を増やし、血流をスムーズに整えてあげることです。
慢性腎臓病は、まさに漢方の良さ(血流改善や体質改善)が12分に発揮される得意分野でもあります。
食事のことでお悩みの方、数値が気になり始めた方は、ぜひお気軽に永寿屋へお声がけください。長野市の店舗だけでなく、お電話やインターネットを通じて、日本全国どこからのご相談でもお受けしております。
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