怒り・悲しみ・不安・恐怖・寂しさ・嫉妬など、味わっていてつらい感情は、体内の自律神経のバランス・ホルモン・免疫のバランスを崩します。

生命活動の根幹をなすそれらのアンバランスは、血流を悪くして、細胞を酸欠と栄養不足にし、本来身体を守ってくれるはずの免疫細胞が、正常細胞を活性酸素で攻撃するようになってしまうことなどから、慢性炎症を引き起こし、多くの病気の伏線となっていきます。

誰もがつらい感情を味わいたくないと考え、辛い感情を抑え込む努力をしますが、かえって悪循環が始まることが多く、また感情を感じないようにする対処も、潜在意識下に感情のエネルギーを押し込めるだけで、感情を表現しているときよりもさらに深刻な病気の原因になってしまいます。

では、辛い感情にはどのように対処したらよいのでしょうか?

まず大前提として認める必要があるのは、「感情とは自然界の一部」であり、天候の雨や雪と同じ存在だということです。

ですから、雲がある限り、雨も雪もなくすことはできません。

「マイルールの壁」とは、心の中の雲です。

マイルールの壁という雲は、自然ではなく、先入観やこだわり、思い込みなどの人工的な意識が創り出した幻想です。

私たちが取り組むと良いのは、結果としての感情をいじろうとするのではなく、原因の雲(マイルールの壁)に気付き、その存在を認めることです。

更にその事実を隠さずに誰かとシェアすると、マイルールの壁という雲はやがで消失していきます。

雲が消失すれば、雨や雪もやみ、太陽の光が戻ってきます

 

飛行機に乗って雲の上に出てしまうとわかりますが、雲の下がどんなに激しい嵐でも、雲の上は文字通り、雲一つない青空が広がっています。

自分の心の中が土砂降りの雨であっても、常に青空は雲の上に存在しているのです。

マイルールの壁という雲に遮られ、見えなくなっている青空が、どんな時も雲の上にあることを信じれる視点は、精神の動揺を確実に小さくします。

 

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